【主張】民主党 やはり「田舎芝居」なのか (1/2ページ)
2011.1.13 02:53http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/110113/plc1101130255004-n1.htm
このニュースのトピックス:主張
へたな芝居を「田舎芝居」と評するが、民主党の小沢一郎元代表を政治倫理審査会に出席させる党内の動きは、そんな言葉を彷彿(ほうふつ)させる。
国会招致に応じるポーズだけを示す小沢氏に対し、菅直人首相らは傍観しているように見える。首相が年頭会見で「不条理を正す」と強調した意気込みは、いったいどこに消えてしまったのか。
小沢氏は11日、衆院政倫審幹事を務める川内博史氏を通じて「通常国会開会後なら出席に応じる」との意向を土肥隆一政倫審会長に伝えた。しかし、土肥会長が正式な書面を12日に提出するよう求めたのに対して、「14日まででいいだろう」と拒んだ。
小沢氏は昨年暮れに会見し、それまでの政倫審出席を拒む姿勢を一転させた。だが、自らの出席で国会運営が円滑に行われることを前提に置き、国会の召集直後か予算案成立後と時期を指定した。
条件付きの姿勢に批判が出ると、小沢氏は「条件を付けるつもりはない」と周囲に語ったが、結局は国会召集後を指定して出席を申し出たわけだ。
通常国会は当初、28日の召集が予定されていたが、24日に前倒しする調整が行われている。一方で、検察審査会は今月中に小沢氏を強制起訴する手続きを進めている。そうなれば小沢氏が公判準備などを理由に再び政倫審出席を拒むことも予想され、政倫審は開催されるかどうかわからない。
党執行部は25日の政倫審開催を前提に、野党側と協議に入るとしているが、強制起訴の動き次第で確たる見通しは立っていない。
12日の民主党両院議員総会では、小沢氏に近い議員から国会招致問題について「味方を野党に売り渡すのか」といった反発の声も出された。だが、首相は「小沢氏自身が政倫審に出ると言っている」とかわし、政倫審開催によって「一つの形が動いていける」などと、事態が前進するかのような認識を示した。
そもそも、偽証罪を伴う証人喚問でなければ、疑惑解明は困難である。喚問の実現に取り組もうとしない首相や岡田克也幹事長は情けない。
党大会乗り切りや内閣改造にメドがついたと判断して、「政治とカネ」の問題に「知らん顔」を決め込むなら、だれも首相の言葉を信じない。
「カネは大いに使おう」首相が発言
2011.1.13 01:13http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/110113/plc1101130114001-n1.htm
菅直人首相は12日夜、千葉市内で開かれた民主党全国幹事長会議で、4月の統一地方選に関連し「私は貧乏政党でずっとやってきたが、こんなに活動資金が使える政党に身を置いたのは初めてだ。必要なカネは大いに使おうではないか」と述べ、選挙に政治資金を投入する考えを示した。
会議では首相の発言はやや脱線気味で、昨年の臨時国会についても「よく『菅さんあまり元気がないね』と言われたが、実は元気がないわけではなかった。真面目に国会対応し、それに集中し過ぎたのが私の反省だ」と、国会軽視と取られかねない発言をした。
寝言は続く?
児童相談所の子供は日本人なのに子供手当てがもらえないなぞ
【タイガーマスク】3週間弱で全国統一 “キャラ”も拡大「仮面ライダー」から「渡部陽一」まで (1/2ページ)
2011.1.13 07:25http://sankei.jp.msn.com/life/trend/110113/trd1101130729001-n1.htm
このニュースのトピックス:地域の話題
漫画「巨人の星」の主人公「星飛雄馬」を名乗る人物からの贈り物を喜ぶ児童養護施設の職員ら。こちらも梶原一騎氏の原作だ=12日午後、徳島市 人気プロレス漫画「タイガーマスク」の主人公「伊達直人」などを名乗って、各地の児童養護施設などへ寄付をする「タイガーマスク運動」が12日、ついに47都道府県に及び、“全国制覇”を達成した。昨年12月以降の累計で約300件、贈られたランドセル350個以上、寄付金も1000万円を超えた。「仮面ライダー」「星飛雄馬」「クレヨンしんちゃん」など贈り主の“キャラ”も拡大する一方だ。(サンケイスポーツ)
“空白地帯”だった青森、宮城、徳島、高知の4県にも福音が届いた。昨年12月25日、群馬・前橋市に現れた「タイガーマスク」は一気に「運動」にまで広がり、3週間弱で全国を制覇した。
12日午後0時50分ごろ、青森市役所をサングラスにマスク姿の女性が訪れ、「児童養護施設への寄付金 良い子の友達 スティッチより」などと書かれた封筒を置いて立ち去った。中に現金100万円が入っていた。スティッチはディズニーの人気キャラクター。
また、青森県弘前市の「弘前愛成園」には11日に自転車3台と「ウルトラマンの父より」と書かれた手紙が届いた。
仙台市宮城野区の児童養護施設「ラ・サール・ホーム」では12日午前8時半ごろ、ランドセル4個が見つかり「仙台なので伊達政宗」と記されたはがきが添えてあった。
漫画「巨人の星」の主人公「星飛雄馬」が現れたのは、徳島市の児童養護施設「阿波国慈恵院」。11日午後8時すぎにお菓子や文房具、ミカンが届けられた。添付の手紙には「ただ今参上星飛雄馬!! 徳島の子供達にも笑顔を」などとあった。
高知市では戦場カメラマンの渡部陽一さん(38)名義で、米15キロ、にんじん10本などが届けられた。施設ではカレーを作り子どもたちに振る舞う予定という。
“オーラス”となった4県では、贈り主名はいずれも「伊達直人」ではなかった。4県以外で新たに分かった贈り主にも“新顔”が相次いだ。
「てんさいほうろうがか やましたきよし」(福岡県警飯塚署)、「野原しんのすけ」(クレヨンしんちゃんの主人公、さいたま市)、「レインボーマン」(変身ヒーローもの、京都市)、「アルセーヌ・ルパン」(秋田県横手市)、「仮面ライダー」(名古屋市)、「涼宮ハルヒ」(人気アニメ主人公、三重県松阪市)といったところだ。
11、12日の2日間で運動が爆発的に広がったため、「伊達直人」では物足りなくなったのか、ウケを狙ったのか。ここまでくると、件数も“登場キャラ”も、どこまで広がるのか想像も付かない状態となっている。
坂本博之さん 定着する運動に
福岡市の児童養護施設「和白青松園」などで生活したことがあり、ボクシングを通じた施設支援を続けている元東洋太平洋ライト級王者の坂本博之さん(40)は「大人が子供に手を差し出すのは当たり前。続けることが大切で、クリスマスのように日本に定着する運動になればいい」と話す。
施設関係者「どこまでエスカレート」
施設関係者からは12日、「どこまでエスカレートするのか…」など戸惑いの声も聞かれた。
ランドセルが入ったとみられる箱2個を寄付された仙台市の児童養護施設「丘の家子どもホーム」の鈴木重良園長は「この施設の児童には全員家族がおり、買ってもらえる環境にある」と指摘。「離れ離れにあるからこそ家族に買ってもらうことが大切。ありがたいが、開けられない」と当惑気味に話した。
宅配便でランドセル5個が届いた仙台市児童相談所の関係者は「このまま続けば、児童養護施設でランドセルがだぶついてしまうかも」。
一応これも経済効果?