自民党は26日、衆院愛知6区補欠選挙と統一地方選を受け、党本部で「全議員・選挙区支部長懇談会」を開いた。谷垣禎一総裁は、民主党の敗北に触れ「菅政権に対し、多くの有権者が極めて重大な懸念を持った」と強調。石原伸晃幹事長は「菅政権に一日も早く退陣してもらいたいというのが民意だ」と述べ、菅直人首相を即時退陣に追い込む執行部の方針を説明した。
これに対し、出席者からは「全身全霊で政権奪還への行動を起こしてもらいたい」「東日本大震災からの復興を菅首相に任せてはいけない」など、支持する発言が相次いだ。
谷垣氏ら執行部は、被災地の復旧に向けた緊急措置が中心の2011年度第1次補正予算案が5月2日に成立するのを待って、首相との対決姿勢を一気に強める方針で、内閣不信任決議案や首相問責決議案の提出も検討する。
[時事通信社]