“ゴッドハンド”前日本ハム社長・藤井氏が近大教授就任

　近畿大学（東大阪市）は２７日、プロ野球・日本ハムファイターズ前球団社長の藤井純一氏（６１）が、経営学部の教授に就任したと発表した。長年かかわったスポーツビジネス学について、新年度の４月から週３回、教べんを執っている。

　藤井氏は２００７年のドラフト会議で中田翔外野手（２２）を、昨年の同会議では斎藤佑樹投手（２２）を、ともに４球団競合の末に引き当てた“ゴッドハンド”の持ち主。今年３月に日本ハムの球団社長を退任。自身も近大ＯＢで、４年前からは客員教授として年数回の特別講義を行っていた。

　００年にはサッカーＪ１・Ｃ大阪の社長に就任。０６年からは日本ハムの球団社長を歴任。同大学総務部広報課は「Ｃ大阪、日本ハムと、日本のプロスポーツ球団２つの経営に携わってこられた経験を、学生たちに伝えていただければ」と説明した。