大阪フィル交響楽団、音楽で被災者に「癒やし」

　クラシック音楽を通じて祈りを届けたい―。東日本大震災の犠牲者追悼と被災者支援のため、大阪フィルハーモニー交響楽団は２８日、大阪市役所でチャリティーコンサートを開いた。音楽監督の大植英次さんが平松邦夫市長に呼び掛け実現した。

　市議会議場や正面玄関ホールで、午前１１時すぎから午後８時ごろまで全１１回公演。被災者を招待したほか、募金箱を設けて寄付を呼び掛けた。

　「癒やし」と「励まし」をテーマに、主にモーツァルトなどのクラシック音楽を少人数で演奏。曲目には、ビートルズの「イエスタデイ」やチャプリンの映画のテーマ曲「スマイル」なども選んだ。

　初回公演では、大植さんとピアニストの小曽根真さんが議場でピアノ曲を次々と演奏。約２８０人の招待客が聞き入った。

（2011年4月28日15時12分  スポーツ報知）

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