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[事件]ニュース
【放射能漏れ】2号機から流出した高濃度の放射性物質、沖合で拡散か
2011.4.28 08:50
福島第1原発2号機の取水口近くから海に流出した水に含まれていた高濃度の放射性物質について、東京電力と経済産業省原子力安全・保安院は28日までに、取水口付近に滞留する一方、既に外に出たものは沖合で拡散しているとの見方を示した。
東電によると、取水口付近で26日に採取した海水に含まれていたヨウ素131は濃度限度の3300倍、セシウム137は280倍。汚染水が流出していた4月上旬には最高で750万倍のヨウ素が検出され、それに比べると低いが、高濃度の放射性物質の検出は続いている。
流出は6日に止まり、取水口周辺は4月中旬までにカーテン状の「シルトフェンス」などによって包囲しており、東電は「汚染水が外に出るのを防ぐ効果が出ている」とみている。
東電は「全体的に少しずつだが濃度は下がっている」との見方を示し、保安院は「健康への影響が生じるとは考えてないが、監視を強化する」としている。
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