タイで26日、日本人2人が銃で撃たれて死傷する事件があり、このうち死亡した1人が、東京・港区でビル管理会社役員を殺害したとして指名手配されている男とみられることが分かりました。
タイ北部のチェンライで26日、日本人男性2人がタイ人ガイドに銃で撃たれて死傷しました。このうち死亡した男性は、港区の殺人事件で指名手配されている男と同姓同名で、本人とみられるとタイ当局から連絡があったことが警視庁への取材で分かりました。この男性は元暴力団組員で、2006年、港区北青山の路上でビル管理会社役員の野崎和興さん(当時58)を刃物で刺して殺害した男と同一人物である疑いがあり、警視庁は、外務省を通じて身元の確認を進めています。この事件をめぐって、警視庁は去年12月、実行犯を車で現場に運んだとして運転手役の男を逮捕しています。