【ソウル西脇真一】原子力発電所の誘致が争点に急浮上した韓国江原道(カンウォンド)知事選は27日投開票され、誘致反対を訴えた民主党の崔文洵(チェムンスン)候補が、反対を明言しなかったハンナラ党の厳基永(オムギヨン)候補らを破り、初当選した。
同道三陟(サムチョク)市は昨年12月、原発誘致に名乗りを上げたが、東日本大震災に伴う原発事故で道内に「反対」の声が広まっていた。
ただ、知事選は他にも重要な争点があり、原発誘致問題だけが選挙結果につながったわけではないとの指摘もある。
毎日新聞 2011年4月28日 東京朝刊