2011年4月27日 14時10分 更新:4月27日 14時19分
東日本大震災の被災地に米を送ろうと、愛知県碧南市立棚尾小の5年生120人が27日、市が所有する同市平和町の休耕田で田植えをした。9月の稲刈りまで行い、約10俵を収穫する見込み。うち8俵を、農家からの米と一緒に岩手県釜石市立釜石小へ義援米として送る。
児童たちは「釜石小へ送り届けよう」と義援米作りを宣言し水田へ。横1列に並び、ぬかるみに足を取られながら早苗を植え、農協職員の機械植えも含めて1410平方メートルで田植えをした。水の管理や除草などを農協に頼み、児童たちも手伝う。
児童たちは「自分らで育てたお米が被災者の役に立つと思うと、作業にも力が入る。少しでも多くとれるように頑張りたい」と話した。【安間教雄】