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2011年4月27日(水) 19:20 |
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岡山大学に新たな拠点施設が完成
産学官で連携して、がんの治療薬などの研究開発に取り組む拠点施設が、岡山大学に完成しました。 新たな医療産業を生み出すのが狙いです。
岡山大学鹿田キャンパスに新たに設置されたのは、おかやまメディカルイノベーションセンターで27日、開所式が行われました。 この施設は、岡山県が目標に掲げる医療分野での新しい産業の育成の拠点と位置づけられるものです。 産学官が連携することで、複雑な過程や手続きが必要ながんの薬や新たな診断法の開発などがスムーズに行えるようになります。 また、施設には、がん検診などで使うPETと呼ばれる装置や、CTの動物用を備えていて、動物の解剖などをすることなく薬などの効果を確認することができるといいます。 これによって、動物の診断画像と人の診断画像を細かく比較することができ、動物実験の効果をヒトに応用しやすくなるほか、ヒトへの本格的な臨床試験への移行がスムーズに行えるようになるということです。 おかやまメディカルイノベーションセンターでは、この施設を拠点に、将来、岡山県が医療分野での産業育成で国内をリードできるよう人材の育成も進める方針です。
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