統一地方選での立候補辞退を迫ったとして、帯広署などは27日、幕別町札内桜町、土建業、小野寺聡容疑者(46)を公職選挙法違反(自由妨害)容疑で逮捕した。容疑は今月1~18日、幕別町議選(19日告示、24日投開票)に立候補を予定していた男性に「選挙に出るとどうなるかわからないぞ」などと、出馬しないよう電話で脅した疑い。小野寺容疑者は男性の携帯と自宅の電話に数回にわたり電話をかけたという。
選挙の自由妨害罪は、立候補者や立候補予定者を威圧したり、選挙運動を妨害した場合に適用され、懲役・禁固4年以下か罰金100万円以下の罰則がある。同署で動機などを調べている。【三沢邦彦】
毎日新聞 2011年4月28日 地方版