1966〜74年に運行された旧姫路市営モノレールの車両と駅舎を展示する同市西延末「手柄山交流ステーション」が完成した。青と白を基調にした懐かしい車体の2両が、29日から一般公開される。
モノレールは姫路大博覧会に合わせて開業。会場の手柄山と姫路駅の約1・8キロを5分で結んだ。西日本初のモノレールとして話題を呼んだが、博覧会の閉幕後は客足が減り、74年に休止した。高度成長期を象徴する近代遺産として注目されるようになり、同市が旧駅舎に保管していた車両を“再登板”させることにした。
アルミ合金製で全長15メートル、幅2・9メートル。1両は内部に入ることができ、映像や走行音で当時の雰囲気を再現。博覧会場のジオラマや修復した時刻表、看板も展示する。
午前9時〜午後5時。無料。火曜(祝日の場合は翌日)と年末年始は休み。同ステーションTEL079・299・2500
(坂本 勝)
(2011/04/27 15:50)
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