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卑弥呼の宮殿建て替え?纒向遺跡で大型建物跡

読売新聞 4月27日(水)22時41分配信

卑弥呼の宮殿建て替え?纒向遺跡で大型建物跡
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奈良・纒向遺跡で出土した大型建物跡の一部とみられる柱穴=関口和哉撮影
 奈良県桜井市の纒向(まきむく)遺跡で、3世紀後半以降に建てられた大型建物跡が出土したと、市教委が27日発表した。

 2年前に見つかった、卑弥呼の宮殿説がある大型建物跡(3世紀前半~中頃)の東側で、廃絶後に同規模の建物が同じような向きで建て替えられたとみられる。

 東西1・2メートル、南北0・6メートルの大きな柱穴3個と、約60センチ四方の小さな柱穴2個が南北約9メートルにわたり、交互に出土した。建物南西隅部分にあたるという。同遺跡は、邪馬台国の有力候補地とされる。

 黒田龍二・神戸大准教授(建築史)は「大小の柱穴が交互にあるのは2棟の大型建物に共通し、他にはない特殊な構造。代替わりなどの理由で建て替えられたのではないか」と話している。

最終更新:4月27日(水)22時41分

読売新聞

 

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