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【大リーグ】

松井 アスレチックス同地区に弱い マ軍に続きエンゼルスにも連敗

2011年4月28日 紙面から

エンゼルス戦の3回、バットを折りながら右前打を放つアスレチックスの松井=エンゼルスタジアムで(社英夫撮影)

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 【アナハイム穐村賢】アスレチックスは26日(日本時間27日)、同じア・リーグ西地区のエンゼルス戦に3−8で連敗。松井秀喜外野手(36)は古巣相手に今季4度目となる4番(指名打者)で先発し、右前打で3試合連続安打としたが、前日に背中に張りを訴えたウィリンハム外野手に続き、この日はクリスプ外野手が左ももの張りを訴え途中退場。同地区のマリナーズに続き、エンゼルスにも勝ち越せず、けが人も続出。春先から暗雲が垂れ込め始めた。

 春なのに…。最下位を独走するマリナーズに3勝4敗と負け越して、エンゼルスとの3連戦も連敗で負け越しが決定。29日からは地区首位レンジャーズとの4連戦だ。4月とはいえ、同地区対決で負けが続くようだと上位とのゲーム差は広がる一方になっていく。硬い表情の松井は「厳しい状況だけど、頑張るしかない」と絞り出すのが精いっぱいだった。

 練習前、熱心にビデオで相手先発チャットウッドの研究をした。面識のなかった21歳の新人右腕を「低めにきていた。甘い球はそんなになかった」と制球力を称賛したつつ、3回2死の第2打席で内角の直球にバットを折りながら運んだ右前打については「インコースのいいところだと思う。詰まったけど、悪くない」と及第点をつけた。

 しかし、チームは打線がつながらない。ゲレン監督も「もっと得点が取れたはず」と吐き捨てたように、凡打の山を築き、新人からチャンスらしいチャンスをつくることができず連敗。3回にはクリスプが足を痛めて交代するなどまさに踏んだり蹴ったりだ。

 ここまで好投を続けてきた先発陣も前日のゴンザレスに続き、この日もマッカーシーが14安打7失点と打ち込まれ、悪い流れが止まらない。ブレーデン、ウィリンハム、クリスプと主力が次々とけがで戦列を離れる中、数々の修羅場をくぐり抜けてきたチームリーダー・松井に大きな期待がかかるのだが…。

 

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