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【プロ野球】

楽天雨天ノーゲーム 星野“貯金凱旋公約”守った

2011年4月28日 紙面から

 楽天・星野監督の“公約”が、見事に達成となった。大津市の皇子山球場で行われた西武戦は1回裏の攻撃中に雨天ノーゲーム。これで今年は通算7勝6敗だ。28日は試合がない。闘将がブチ上げていたとおり、29日に本拠地・Kスタで行われる地元開幕戦に、貯金を保ったまま戻ることになった。

 「やっとかめ(名古屋弁で久しぶりの意)だ。2月から4月の終わりまであっちこっちに旅がらす。その中で貯金1。選手をほめてやりたい」。久米島での春季キャンプから3カ月近く遠征先で過ごし、その間に仙台に滞在したのは沖縄でのオープン戦終了後の4日間と、震災後に一時帰郷した4月7、8日の計6日間のみ。地元に帰れなかったハンディキャップを乗り越え、胸を張って仙台に凱旋(がいせん)することになった。

 チームにとっては今年は3つの開幕戦がある。12日のシーズン開幕戦(QVC)、15日の主催試合開幕戦(甲子園)。そして29日の地元開幕戦だ。すでに2個のウイニングボールを手にした闘将は「(甲子園で勝利した)将大がまたオレにくれるだろ」。先発に立てる予定の田中の熱い投球に期待を寄せた。

 地元開幕戦の観戦チケットはすでに完売。東北の人たちも首を長くして楽天の試合を心待ちにしている。指揮官は「向こうの人もつらい思いをしている。選手たちも仙台でいい野球をみせたいと思っている。タイムリーがいっぱい出るんじゃないか。そんな野球をやっていこう」と気勢を上げた。

 29日は震災発生から50日目にあたる。東北を冠に置く楽天にとっては、大きなスタートラインとなる。 

  (鶴田真也)

 

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