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被災地を元気に!吉本芸人が志願の福島移住

 47都道府県に派遣され、地元の活性化に意気込む芸人とエリア担当社員=東京都新宿区の吉本興業(撮影・金田祐二)
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 47都道府県に派遣され、地元の活性化に意気込む芸人とエリア担当社員=東京都新宿区の吉本興業(撮影・金田祐二)

 吉本興業による「あなたの街に“住みます”プロジェクト」で、47都道府県に住むエリア社員に続いて、各地に居住する所属タレント47組が決定し、27日、都内の同社で発表された。東日本大震災で甚大な被害を受けた福島県には、お笑いコンビ・ぺんぎんナッツが“移住”する。同県とは無縁ながら、被災地のために志願したという。東北地方に居住する社員&芸人を軸に、全社を挙げた復興支援の計画も進行しており、大御所の西川きよし(64)が来訪へ意欲を見せた。

  ◇  ◇

 笑いと元気で、芸人が被災地の復興を現地から支援する。「あなたの街に“住みます”プロジェクト」は「お笑いでの地域活性化」がテーマ。震災の被害が甚大だった東北地方には、より力が入る。

 福島県在住が決まったぺんぎんナッツは、同県とは全く無縁ながら「何か役に立ちたい」と志願。5月のゴールデンウイーク明けから移住するという。「不安がないといえばウソ。現地に行ってできることをやります。それから笑顔と笑いを届け、みんなを元気にしたいし、さまざまな情報も発信したい。他県の方と一緒に日本を元気にしたい」。原発問題も抱える地域だが、思い切って飛び込む。

 出身地の岩手県を担当するアンダーエイジ・熊谷由輔は「この企画がなくても、地元に帰りたかった。何かできることを探して、それを一生懸命やりたいなと思った」と意気込んだ。

 今回の企画から、吉本を挙げた支援計画も進行中だ。発表会にゲスト出演した西川は「節目などでベテランもどんどん(被災地へ)行く。まずは皆さんの生活にゆとり、安心が生まれるまで時間がかかる。(その後で)ぜひ協力させていただき、ライフラインの中にお笑いを入れさせていただきたい」と、被災地での“お笑いライブ”決行を宣言。「小さなことからコツコツと」というおなじみのフレーズで、ぺんぎん‐、アンダー‐ら福島、宮城、岩手各県担当芸人を中心に激励した。

(2011年4月28日)

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