最終更新: 2011/04/28 02:26

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福島第1原発事故 吉田所長、事故後初めてカメラの前で語る「原子炉の状況は安定」

福島第1原発の最新の内部映像をFNNが独自に入手した。
4月22日、原子力委員会で専門委員を務める青山繁晴氏は、福島第1原発の免震重要棟に足を踏み入れ、内部を撮影した。
職員たちの命懸けの復旧作業を統括し、いまや日本の命運を握るとまでいわれる吉田昌郎所長が、事故後初めてカメラの前で語った。

6週間程度たちまして、今、一応1号機、2号機、3号機ともに原子炉の状況は、ある程度安定してきておりますので、今度は2号機の非常に(放射線量が)高い排水をどう処理するか。
これは今、集中ラド(集中廃棄物処理施設)の方に送るという作業が始まりましたので、ある意味では、ちょっと落ち着きを取り戻している。
やはりあの、次、同じ程度の地震もしくは津波が来るというのは、わたしどもにとっても致命的だと思っておりますので。
今回も、津波で波が発電所の中までずっと入ってきたわけですから、それをどこかで食い止める。波を、水を入れないという対策ですから、極端なことを言うと、防波堤みたいなものをつくる。そういうことですね。

(つくるんだったら、すごく急がないといけないですね?)
そうです。
もうすでに計画はして、資材の調達などもしていると話は聞いています。

(工程表によれば、2012年の1月までには、冷温停止という目標が盛り込まれているが?)
わたしの範囲、要するに発電所長の範囲でできることと、もっと知恵を出して、オールジャパン、もしくは世界中の知恵である部分がございます。
ですから、われわれのできる範囲、発電所長としてわたしが率いてるメンバーでできることは、もう一生懸命やるつもりですけれども。
やはりそこに、いろんな形でサポートしていただくということがあって、初めて成立することだと思っております。

予断を許さない状況の中、復旧作業は今、この瞬間も続いている。

(04/28 01:03)


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