2011年04月01日 (金)

原発 3基で想定を超える揺れ

東日本大震災の地震で、福島第一原子力発電所では、6基ある原発のうち3基で、観測された水平方向の揺れが設計上の想定を超えていたことが分かりました。

東京電力によりますと、先月11日の地震で、福島第一原発で観測された揺れの強さを示す値のうち最も大きかったのが2号機で、水平方向で設計上の想定をおよそ26%上回る550ガルを記録しました。また、いずれも水平方向の揺れが、5号機で想定をおよそ21%上回る548ガル、3号機でおよそ15%上回る507ガルとなり、6基ある原発のうち3基で設計上の想定を超えていました。一方、福島第一原発の残りの3基と福島第二原発の4基は、水平方向も垂直方向も設計上の想定の範囲内になっていましたが、中には想定の最大値に迫る値を記録した原発もありました。東京電力は「得られたデータをより詳細に分析し、改めて地震動の評価をしていきたい」と話しています。

投稿者:かぶん | 投稿時間:19:40  | カテゴリ:科学と文化のニュース
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