◆都道府県別降下物(ちり、雨水等)の検査結果(「文部科学省」集計値)
※3月18日〜4月20日累積(MBq/km^2)
https://spreadsheets.google.com/spreadsheet/pub?hl=en&key=0AjgQ0pwrXV8YdGJORHAzdi1qMlFldUMwRkl4V3VfN0E&hl=en&gid=1
【放射性ヨウ素(I-131)/放射性セシウム(Cs-137)】
北海道(札幌市) 2.6 / 2.3
青森県(青森市) 11.3 / 0
岩手県(盛岡市) 8,184.1 / 797.43
宮城県 0 / 0
秋田県(秋田市) 128.4 / 24.5
山形県(山形市) 68,692 / 8,662.7
福島県(福島市) 24,053.2 / 2,161.8
茨城県(ひたちなか市) 212,694.5 / 28,613.2
栃木県(宇都宮市) 61,311.9 / 2,684.6
群馬県(前橋市) 21,835.2 / 1,452
埼玉県(さいたま市) 68,574.9 / 3,758.7
千葉県(市原市) 45,786.8 / 4,845.2
東京都(新宿区) 84,939.25 / 6,905.5
神奈川県(茅ヶ崎市) 5,772.4 / 551.1
新潟県(新潟市) 197.2 / 15
富山県(射水市) 5.5 / 0
石川県(金沢市) 8 / 0
福井県(福井市) 21.6 / 3.9
山梨県(甲府市) 8,006 / 646.4
長野県(長野市) 190 / 0
岐阜県(各務原市) 0 / 4.7
静岡県(御前崎市) 360.4 / 127.5
愛知県(名古屋市) 0 / 0
三重県(四日市市) 36.38 / 0
滋賀県(大津市) 0 / 0
京都府(京都市) 0 / 0
大阪府(大阪市) 0 / 0
兵庫県(神戸市) 0 / 0
奈良県(奈良市) 0 / 0
和歌山県(和歌山市) 24.8 / 0
鳥取県(東伯郡) 0 / 0
島根県(松江市) 17.66 / 0
岡山県(岡山市) 17.4 / 0
広島県(広島市) 0 / 0
山口県(山口市) 0 / 0
徳島県(徳島市) 0 / 0
香川県(高松市) 0 / 0
愛媛県(八幡浜市) 2.3 / 0
高知県(高知市) 4.4 / 2.4
福岡県(太宰府市) 0 / 0
佐賀県(佐賀市) 1.8 / 0
長崎県(大村市) 0 / 0
熊本県(宇土市) 0 / 0
大分県(大分市) 0 / 0
宮崎県(宮崎市) 5 / 0
鹿児島県(鹿児島市) 0 / 0
沖縄県(南城市) 4.8 / 0
上記のモニタリングデータをみると、3月18日〜4月20日間の「ヨウ素131」「セシウム137」の累積降下量が、福島第1原発周辺の都道府県にて非常に高い値であることは一目瞭然である。
特に注目すべきは、福島第1原発よりそこそこ距離があるはずの東京・埼玉・千葉といった首都圏・都心部にて、「ヨウ素131」「セシウム137」の累積降下量が高い値である点であろう。
以前のエントリーでもコメントしたように、原発周辺のほか、特に首都圏部にて降る雨は「黒い雨」であり、十分な注意が必要であろう。
一部情報では、新宿で雨に打たれた方が、ヤケドのような症状(典型的な被曝症状のひとつ)を訴えているとの噂もあり、非常に心配されるところである。
チェルノブイリ原発
1986年のチェルノブイリ原発事故にて周辺に放出された放射能性物質は、3,000petaBq(ペタ(10の15乗)ベクレル)であると言われている。
そのうち、半減期5日の「キセノン-133」が55.7 %、半減期8日の「ヨウ素-131」が9.0 %というように、半減期が短い放射性物質がその98%を占め、半減期30年の「セシウム−137」は1.2 %(37 petaBq)であった。
しかし、半減期の短い放射性物質は暫くすれば消滅するが、「セシウム−137」だけはその半減期が30年と長く、極めて環境残留性の高い厄介な”代物”であるため、僅か1.2%とは言え、安易にこれを軽視するのは間違いであろう。
現時点で、チェルノブイリの数値と比較するとかなり少なく感じるであろうが、問題は既に複数にて指摘されているように、フクシマが現在進行形であり、事故収束には東電の”アマアマ”の工程表でもまだ数ヶ月以上要することである。ヘタすれば、今後、1年以上の長期間、放射性物質がダダ漏れという事態も否定できない状況と言えよう。
そして万一、その間にて何か不測の事態が起きれば、放射性物質放出量の累計値は、チェルノブイリの数値に匹敵するものか、それ以上になるであろう。
昨日、元歌手で女優の田中好子(キャンディーズのスー)が亡くなったが、彼女の主演作で賞を総なめにしたのが映画「黒い雨」であり、これも何かを暗示したものなのやも知れない。
雨模様の天候が続く地域では十分な注意が必要であろう。
最後に、ぎりぎりリアルタイムにてキャンディーズを体感した世代の者として、名女優・田中スーちゃんの逝去に対し、心から合掌したい。
東電は当然だが、大学の先生、政府関係者、特に菅 直人である。蛙の面に小便、ウジ虫共。許してはならない。そう思います。
なんともまあ
文科省では放射線量というのしか見つけることができないでいます。お教えください。
コメントありがとうございます。
ご指摘の通り、資料の出所が記載されていませんでしたね。
文部科学省が各都道府県より報告されたものを取り纏めしたものです。ブログ本文の方にも追記しておきました。
<参考>
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/other/detail/__icsFiles/afieldfile/2011/03/21/1303977_19_20.pdf
ヨウ素が、福島よりもどこよりも東京がずば抜けて高いというのが非常な驚きです。
この数字の意味はどういうことなのでしょう??
いろいろネットを当たってみましたが、どうもよくわかりません。何がご存知のことがあったらお教えくださいませ。(何度もお尋ねして、すみません)(´Д`)
ヨウ素の半減期は8日と短いので、現時点では東京は特に大きな問題はないかと思いますので、冷静になさって下さい。
(あくまでも計測値が正確なデータと信じるならばですが。。)
3/21〜23に数値が上昇した原因はこちらもよくわかりません。
どなたか情報があればフォロー願います。
毎日、群馬県のHPで発表される降下物の測定数値等を確認していますが、それ以降は21日の1/100レベルの数字が続きます。
そのことや発表される空間放射線量から考えると、現在は雨よりも、食べ物や地面に落ちた放射性物質に気をつけた方がいい時期ではないかと思っています。特に幼い子がいる家庭では十分すぎる程気をつけてほしいところです。
黒マグロ様がコメントしているような「一定値以下が検出出来ない」のは、このような事故(人災)を想定していなかった(広瀬隆氏は想定していましが…)ため、計測機器が十分に整備されていないことが主な原因ではないでしょうか。群馬県HPを見るだけでも随分、検査機器の精度に差がある事がわかります。
このブログの記事を一人でも多くの方に読んで欲しいと思い、記事の一部を転載・拡散させていただけたらと存じますが、如何でしょうか?
知識、見識、時間が足りない為、私に現在出来ることは秀逸な記事を自分のブログ(http://blogs.yahoo.co.jp/courrier_pour_moi)に転載又はリンクを張ることくらいです。宜しくお願い致します。(既にこのブログの紹介はさせて頂きました。)
コメントありがとうございます。
当ブログはリンクフリーですので、転載いただいて結構ですよ。
(金銭の絡む転載は正直「・・・」ですが。。)
紹介・転載いただくことにより、少しでも多くの人にメッセージが届けばこちらも本望です。
いつもコメントありがとうございます。
ご指摘の件、switch720@群馬様がフォローいただいている内容のとおりかと思います。
(switch720@群馬様、ありがとうございます)
雨が降ると危険なことは、本ブログでも「黒い雨」として何度もコメントさせて頂いているとおりです。
あと、測定値は地表面からの高さ等で随分と違ったものになるでしょう。
地上1mとかの大気中よりも、地表面での測定値が知りたいものですね。
有難うございます。金銭はいっさい絡みませんので、ご安心下さい。とにかく日本が無くならない内に、原発が一刻も早く全基停止されるよう願って止みません。
今後とも毎日お邪魔させていただきます。
もう少しでガイガーカウンターが届くと思います。計測が出来るようになったら、ご報告させていただきます。