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最新号:2011年4月28日号
2011年4月28日号
鶴見区に子どもと高齢者が交流する『ほっこり村』が誕生する――。鶴見大学歯学部(2年)に在籍する松岡周吾さんら大学生4人がこのほど、世代間交流をめざした地域密着型のコミュニティ『鶴見ほっこり村』を設立。5月1日、鶴見中央コミュニティハウスで第一回目の活動が実施される。松岡さんらは、「演劇や談話を通し、世代を超えた『つながり』をつくりたい」と意気込む。
「地域の活性化のために何が必要か、色々なアプローチを考えた結果、住んでいる人たちの健康が大事だと思った」
そう話す松岡さんは、高校時代、地元・千葉県のまちで医療や福祉サービスを思うように受けられない高齢者などを目の当たりにし、地域活性化の手法を模索していたという。
鶴見大歯学部に進学後もその熱意は衰えず、思いに賛同する友人らも参加。運営母体となる『ほっこりいずむ』を立ち上げ、昨夏からホームページを作成するなど取り組んできた。
演劇で健康に
主な活動内容として選んだのは演劇だ。松岡さんは以前、劇団に所属していたこともあり、「子どもには社会力の養成やコミュニケーション能力の増進。高齢者に対しては、全身を駆使するため健康につながる」とその理由を話す。だが、演劇といっても難しいものでなく、『エチュード』と呼ばれる即興でできる稽古のようなものだという。
対象は子どもから高齢者まで。気軽に通えるようにと、活動内容にこだわらず、「まずは交流する場ということを重視する」としている。今後は月に一度、毎月第一日曜日の開催を予定している。
松岡さんは「鶴見で新たな高齢者福祉モデルをつくりたい。気軽に参加してもらえれば」と呼びかける。
費用はテキスト代1回500円。第一回目の活動は、5月1日(日)15時から17時。会場は鶴見駅東口シークレイン2階の鶴見中央コミュニティハウス。
参加申込み・問合せは、鶴見ほっこり村ホームページhttp://hokkorimura.jimdo.com/から、または松岡さん【携帯電話】080・5417・0758まで。現在、参加者のほか、運営ボランティアや一緒に活動してくれる団体なども募集している。