原発事故が起きたチェルノブイリ地域は、廃墟となり、25年前に事故が起きた時で、時間は止まっている。
ヒロシマ・ナガサキは、被爆後、奇跡の復興を果たした。
ロシアは、広大な国土面積を持つ国。
無理してチェルノブイリ周辺で暮らさなくても、代替用の土地はある。
福島の人々は、東北地方の人々は、何を選ぶのか?
原爆投下から13年後、私は被爆地ヒロシマで生まれ、育った。
ヒロシマが好きだ。
でも、今、福島のような事故がヒロシマで起きていたら、私はヒロシマに留まることができるだろうか?とも感じる。
生まれ育った場所で暮らせる幸せ。
でも、未知の土地での出会いも素晴らしい。
アメリカやフランスで生活して、様々な経験をし、モノの見方も複眼的になった。
祖国を追われ、世界中で生き抜いたユダヤの人々を思うと、祖国があり、暮らせる幸せが私たち、日本人にはある。
被爆して、後遺症が残ったとしても、そこしか帰る場所はない、という人々を政府は止められるのだろうか?
戦後、ヒロシマの復興には、何兆円が投入されたのだろうか?
今、私たちは、人類の岐路にある。
高度な文明社会を、どう発展させていくのか?
また、文明の利便性よりも自然との共生を選ぶのか?
一人一人が問われている。
東日本大震災は、ニューヨークの911テロと同様の衝撃を世界中に与えた。
日本は、どこへ向かうのか?
文明の岐路で、何を拠り所として生きて行くのか?
震災地を離れる決断をした人々、残ろうと決意した人々、
誰もが人生の選択と決断を迫られている。
民主党も、これまでの政権とは異なる選択と決断を国民が望んだ結果、生まれた政権だ。
時代の大転換期、後世に残る英断を政治は成し遂げなくてはならない。
それには、国民からの「声」と支持が必要だ。
もう、永田町の内側を向いた政治をする時代ではない。
既得権益に縛れていないはずの民主党政権、
がんばろう民主党!って、泣きたい気分だ。
政治は、自己保身の道具ではない。
もう一度、がんばろう民主党!
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