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外国語に対する学習熱がとても高い韓国。英語は当然のこと、最近では日本語や中国語などの第二外国語の習得に力を入れる人が増えています。近年は中国語ブームも到来。しかし、一番人気なのは昔も今も日本語のようです。

あるネットユーザーも「勉強するならやっぱり日本語が良い」と掲示板に書き込んでいます。

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<質問>たいだいの韓国人なら2週間くらい勉強すれば、英語よりも日本語の方が話せるようになると思う。リアルな話…。

<コメント>
・やっぱり日本語が一番親近感がある。
・私はゲームができる程度の日本語力がほしい。でも難しいんだな…。努力が足りないせいかもしれないけど。
・日本語は漫画で学んだ。
・日本語は勉強するほど難しくて死ぬよ。漢字が加わり、文法も正確に勉強してみると韓国語とは違う部分が多いってことが分かるからね。
・日本語だって外国語だから努力しないとできないよ。「日本語は簡単」という人がいるけど、勉強した量によって習得できるレベルは全然違う。
・はじめは勉強しやすいよね。文法は似ているし…でも動詞の活用を学習する段階になると難しい。私は漢字の部分は捨てた。
・私は日本語教材は漫画~。
・英語の勉強だけでも大変なのに、中国語まで深く勉強するのは大変。だから私は第二外国語で学びやすい日本語を選択しました。
・日本語はひらがなとカタカナさえ覚えれば簡単に学べるんだけど、将来を考えるなら中国語がいいと思うけど。
・日本語ができる人は本当に多いよね。日常会話ができるくらいじゃ自慢にもならないよ。
・私は中学校の頃から日本のドラマを見て、字幕の表現を覚えたりして教科書にない表現を学びました。
・日本のアニメばっかり見ているから英語はさっぱり、日本なら分かる。
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韓国での日本語学習熱の高さは、江原道新聞が3月28日に報じた「第二外国語日本語偏重深刻」という記事からも分かります。同紙は道内にある108の高校を対象に「第二外国語の開設状況」を調査。すると、日本語の授業を行っているのは93校で、中国語(23校)、フランス語(10校)、ドイツ語(3校)、ロシア語(2校)よりも断トツで日本語学習率が高いことが分かりました。

道内の学会関係者は、日本語は勉強しやすいかもしれないが、グローバルな人材育成を目指すなら国際社会で使用される言語(英語、フランス語、中国語、スペイン語、ロシア語、アラビア語)を学ぶ方がいいと語り、日本語学習の偏重を危惧しています。しかし、韓国の若者たちの間では、文法などが学びやすく、また、ゲームや漫画などを通じて親近感のある日本語に人気が集まるようです。

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