視線の先

「翼せんぱーい!がんばってー!」
先輩マネージャーの中沢先輩と西本先輩とマネージャーの仕事をしながら大好きな翼先輩の応援をする。
中沢先輩は新しいボールに空気を入れてる。
私は西本先輩とボール磨きをする。
キュッ×3とボールを磨き終えて、カゴにいれる。
西本先輩が、私にこういった。。
「まったくもう、あなた、サッカー部のマネージャーなのよ。。
翼くん専属のマネージャーじゃなんだから!」
「ゆかり。。いいじゃない。別にマネージャーの仕事をサボってるわけじゃないんだから」
「そりゃそうだけど…」
「ゆかり、ここお願いね。そろそろ休憩時間だから、私、タオルを持ってくるね」
「う、うん…」
中沢先輩は部室に人数分のタオルを用意した。

西本先輩が、そろそろ休憩時間だけど、早苗遅いわね〜。
杉本さん。部室見てきて、、と私に指示。。
西本先輩って本当。。私の事嫌いなのか。。そう思う位、私の事こきつかう。

部室のドアノブに手を伸ばしたところで部室の中から声が聞こえた。
翼先輩と中沢先輩の声だった。
まだ休憩時間にはなってないのに。。。
そういえば、さっきグランドを見たとき翼先輩がいなかった。。

翼が練習を抜け出して部室まで戻ってくる理由が見つからない。
「痛むの?」
「捻ったときにはちょっと痛みがはしったんだけど、今は大丈夫。だけど、念のために頼むよ」
「はい」
先輩達は、世間話を楽しそうにしてる・・

私は思わず部室のドアを開けた。。
「中沢先輩!」
「えっ」
「翼先輩と……二人で何してたんですか?」
 心なしか低くなった声で質問する。
私は中沢先輩が答えると思ってた。
そして意外にも答えたのは翼先輩だった。
「ちょっと足の具合がよくなくてね。マネージャーにテーピングしてもらってるところなんだ」
「杉本さんは私に用なんでしょう?テーピングしてるから。。ごめんなさい顔見て話せない。。何?」
「ああ、はい。休憩時間になったんですけど中沢先輩がタオルを取りにいったまま戻ってこないって西本先輩が言ったので…」
「そうだったわね。ごめんなさい。そこのカゴに入ってるから持っていってくれる?」
「はーい」
私は少しむくれた。翼先輩がいるからそれ以上は何も言わずに出て行った。

そして、いつも。。。

中沢先輩と一緒にマネージャーの仕事をしていた。
「マネージャー」と翼先輩の声
「はい。」
そう返事をして振り向くと。翼先輩は
「あ、ごめん君じゃなくて・・中沢さんの方。。」
「何?」
「テーピングいい?」
「うん。じゃあ久美ちゃん、ここお願いね。」
「わかりました。」
そう返事をすると、二人は楽しそうに部室に歩いて行った。

言われてた仕事も終わり、先輩達がいる部室に行った。
椅子に座ってスパイクを脱いだ翼先輩の姿。
中沢先輩は、これで汗拭いてね。
翼先輩の首筋や頬を伝う汗に気づいてタオルを手渡した。
中沢先輩は部室に置いてある、救急セットからテーピングのテープをとりだした。

手慣れた様子でとテープを巻いていく。。
翼先輩はその中沢先輩をじっと見つめていた。
「はい、終わり。」
「ありがとう」
 翼先輩は手早くスパイクを履くと、グッ、グッと足首を回してみたりして感触を確かめる。
「どう?」
「ん、いいよ」
 部室を出てグラウンドに戻ろうとする二人の姿。
「いつもながらお見事だね」
「あら、ありがとう。でも褒めてくれても何も出ないわよ」
 冗談めかしていうと翼先輩は笑った。
「ちぇ、残念。でも…うん、マネージャーにやってもらうのが一番いいなぁ」
「そう?」
 中沢先輩は微かに頬を染めた。
 
 グラウンドに戻ると休憩していた石崎先輩達が気づく。
「おいおい、今日はずいぶんと長いご休憩だな」
「何言ってるのよ」
 中沢先輩はプイッとソッポを向いて西本先輩を手伝いに行った。
 石崎先輩は翼先輩にコソコソと尋ねた。
「何してたんだ?」
「何って…ちょっと足にテーピング巻いてもらってたんだよ」
「それだけか?」
「そうだよ」
 翼先輩は少し照れ笑いしてた。。

 
「ゆかり、ごめんね。急に手が放せなくなって…」
「あら、早かったわね。」
 中沢先輩は笑った。
 
「中沢先輩」
「え、何?」
 中沢先輩は驚いた様子で私を観た。
「私にもテーピングのやり方教えてください」
「え?ええ、いいわよ」
「わあ、ありがとうございます!できるようになったら、翼先輩のテーピングは私にまかせてくださいね!」
「あ。。うん」
中沢先輩がうんと返事をした時だった。
「あら、それはどうかしらね。翼くんのテーピングは早苗じゃないと無理かもよ?」
「えーっ、どうしてですか?」
「いつだったかしら、ずいぶん前に翼くんが私に一度だけテーピングをしてくれって言ってきたことがあってね。翼くんはそのときは何も言わなかったんだけど、それが、最初で最後。二度と私には頼まないから。。そう。早苗が部活に遅れてくるときは必ず待ってるし。」
「それってまるで中沢先輩じゃないとダメって言ってるみたい…」
「そうかもね」
「そんなぁ!」
「ち、違うわよ。たぶん…人によってテープの巻き方とか力加減が変わってくるから、私が巻くとちょうどいいってことよ」
「そうか、…そうですよね。」

中沢先輩は、私にテーピングの仕方を教えてくれた。
こうやってこうするのよ。。
親切に、そして丁寧に教えてくれた。
最初はなかなかうまくいかなかった。
あ〜なんでうまくいかないんだろ〜と諦めたとき、中沢先輩は誰でも最初はうまくいかないものよ。。経験をつめば上手になるわ。
とアドバイスしてくれた。

少しは、テーピングが巻けるようになった。
翼先輩が中沢先輩にテーピングを頼んでたの聞いて私します。
と言ってみた。。けど答えは「いや、、中沢さんにお願いするよ。」
の答えだった。
西本先輩が言ってた通り、翼先輩は必ず中沢先輩にテーピングを頼んだ。

私は悔しくて、きゅっと目を閉じた。
 
6月の後半やっと、サッカー部のお休みが決まった。
入部してからの初めての休み。
でも、、私は中沢先輩の気遣いがあったおかげて、日曜日は休ませてくれてた。
西本先輩は甘やかしちゃ駄目よ、と中沢先輩に激怒してた。
中沢先輩は、だって無理しちゃつづかないから。。
そう言ってくれて、日曜日は必ず休ませてくれた。
でも、私は少しでも翼先輩を観ていたいから、本当に用事がない他は休まなかった。

そして、、休みの日
私は、友達の協力のおかげで翼先輩の自宅についた。
翼先輩をデートに誘いに来たのだ。。
でも、翼先輩は居なかった。
がっかりして歩いていると翼先輩をみつけた。
今日は中沢先輩もいない、誰も私と翼先輩を邪魔するものは。。
そう思って、翼先輩の腕を組んだ。そのときだったの、大友中サッカー部が邪魔をした。。

結局、翼先輩は私の腕を外し「じゃあ。これで。。」と走って何処かへ行ってしました。


あ〜あ〜
せっかくお洒落したのに。。。
最近、新しく出来たお店にでも行ってみようかな。。そう思って、
商店街とは反対側を歩くとグランドでサッカーの練習してる翼先輩を見つけた。

声をかけようとして、、近づこうとした時だった。
見てはいけないものを見てしまった。

「お疲れさま」
「ありがとう」
 差し出されたスポーツドリンクのペットボトルを受け取った翼先輩は一気に飲み干して 中沢先輩も手にもスポーツドリンクを持っていた。
 二人でベンチに並んで腰掛けて話してる。
少しだけ近くに行って、会話が聞こえた。
 
翼先輩が中沢先輩に聞いているようだ。。
「杉本さん?久美ちゃんは、本当可愛い後輩よ。
 先輩先輩、と慕ってくるからね。とても可愛いわよ。」
「そっか〜」
「けど、彼女はどう思ってるかな。。。
結構、マネージャーの仕事って大変だから、厳しいこと言ってる、私の事、怖い先輩と思ってるかもね。。」
 
 そういうと、中沢先輩は「はぁ〜」とため息をつく。
翼先輩は中沢先輩に
「う〜ん、どちらかといえば、西本マネージャーの方が怖い先輩って思ってるんじゃないかな?」
「それはないわよ。」
「どうして?」
「ゆかりには「ゆかり先輩」って呼んでるけど。私の事は相変わらず「中沢先輩」だもん」
「考えすぎだって。。そんな事ないよ。」翼先輩は励ましてる。

私は、、その場から、離れた。。
そう私は中沢先輩の事を早苗先輩とは呼べなかった。
だって。。。
私、気づいたんだもん
中沢先輩が翼先輩の事が好きだと言うこと。
そして、その気持ちに蓋をしてる事。。。


7月になり県大会も終わり、全国大会に行く頃
私はもう一つの事に気がついた。
そう翼先輩は中沢先輩の事が好きなんだと。。。

「マネージャー」
 翼先輩が声をかけるのは必ず中沢先輩だ。
中沢先輩と一緒にいて、声のする方をふり向くと早苗のほうを見て声をかけている。
初めのころは気づかなかった。
でも、次第にわかってきた。
私に対して冷たい態度をとるわけではないし、ちゃんと、マネージャーとして扱ってはくれてる。。
 だけど、中沢先輩に対しては微妙に違っていた。
たぶん、同じ女の子だからこそ気づいたのだろう。
自分に対するのと違い、中沢先輩を、見つめる目。

練習試合の時や、県大会の時、紅白試合の時そういつもそう。。
翼先輩がシュートを決めて、いつも決まってみるのは中沢先輩だった。。

「ナイスシュート、翼!」
「ナイスシュート〜。翼先輩」
 来生先輩、井沢先輩が肩を叩かれ頷いた翼先輩はチラリとベンチを見る。
声をかけた、、ううん応援してる自分をみてくれてるんだ、、
そう思ってた。
でも。。違ってた。

 その視線の先には、中沢先輩がいて、翼先輩と目が合うとにっこりと笑った。
中沢先輩は滅多に声に出して、応援しない。。どちらかと言うと、見守ってる。
きっと中沢先輩の心の声「やったね!ナイスシュート!」という気持ち。
二人にしか見えない、視線。
それに気づいたか分からないけどゆかり先輩が中沢先輩に尋ねる。
「どうしたの?早苗」
「ううん、なんでもない」

翼先輩の視線の先には中沢先輩がいる。
きっと二人の間に私は入れない、、そう誰も、入ることの出来ない絆。
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