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| 【サッカー】浦和、あえて「KY」で臨む 29日・仙台戦2011年4月27日 紙面から 浦和の柱谷幸一GM(50)が26日、次戦のアウェー・仙台戦(29日・ユアスタ)に向けて「KY」を宣言した。東日本大震災後、仙台にとっては待望した今季初のホームゲーム。そうはいっても、プロの勝負事に情けは無用だ。柱谷GMは「空気は読みません。ガチンコで行きますよ」。仙台の勝利を願う被災地の空気に流されない戦いをあえて強調した。 震災後、浦和はクラブを挙げて支援活動に取り組んできた。仙台戦には下着や長靴、サッカーボール約200個を支援物資として持参する予定だが、「別の感情で全力を出せないのは仙台に失礼」(GK山岸)。ピッチ上での全力勝負こそが義援の心を示す唯一の方法と信じているからだ。 前節では、仙台がアウェーにもかかわらず川崎に逆転勝ちした。被災地復興のシンボルとしての責任を負い、サポーターがつくり出す空気感にも後押しされた仙台の手ごわさは実証済み。ましてや今度は仙台のホーム。ペトロビッチ監督は「仙台の選手と同じスピリットで戦わないと難しいことになる」と警戒感をあらわにした。 浦和が心を鬼にして、異名通り「赤い悪魔」となる。 (松岡祐司) PR情報 
 
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