被災地アスベスト被害防止へ、がれき撤去指導
読売新聞 4月27日(水)3時5分配信
|
拡大写真 |
ヘルメットやマスクを着用してがれきを撤去する作業員たち(21日、岩手県大船渡市で)=増田教三撮影 |
職員を被災地に派遣し注意を呼びかけ、指導員も配置する。ゴールデンウイークには多くのボランティアが被災地入りすると見られ、厚労省では「慎重に行動してほしい」と求めている。
専門委員会は、石綿に詳しい学識経験者やNPO法人などで構成。すでに環境省が現地で石綿の飛散状況の測定準備に入っており、今後、厚労省と合同で調査を行う。専門委員会ではそれらの調査結果などを踏まえて対策を練る。
同省によると、2006年の石綿規制前に造られた建物には、断熱材などとして石綿が使用されている恐れがある。がれきになると見分けるのはさらに困難だ。
一方、がれき撤去にあたるのは臨時雇用の被災者など作業に不慣れな人が多く、危険の度合いは高まる。防じんマスク9万枚を被災地に配ったが、気温の上昇とともに「息苦しくて作業しにくい」などの理由で着用しない人も目立ってきているという。このため同省は緊急対策として27、28の両日、「集中パトロール」を実施。本省と労働局の職員ら二十数人を被災地に派遣し、マスク着用などを呼びかける。近く呼吸が楽な電動ファン付きの高性能防じんマスク600個も配布する。
最終更新:4月27日(水)3時5分
Yahoo!ニュース関連記事
- アスベスト飛散防止、弁護士らが申し入れ 宮城(産経新聞) 22日(金)7時56分
- がれき粉塵で肺炎患者急増 化学物質・アスベスト混入も(産経新聞) 20日(水)7時57分
関連トピックス
主なニュースサイトで アスベスト の記事を読む
この記事を読んでいる人はこんな記事も読んでいます
- 北里大三陸キャンパス、神奈川へ一時撤退写真(読売新聞) 4月23日(土)14時35分
- 大川小児童2人の遺体見つかる=始業式前相次ぎ―宮城・石巻(時事通信) 4月21日(木)14時38分
- 東日本大震災:北里大生空きアパートを仮設住宅用借り上げへ−−大船渡市 /岩手(毎日新聞) 4月20日(水)10時42分
- 全国の私立中高、1099校が被災生徒受け入れ(読売新聞) 4月23日(土)14時35分
- 民主議員56人が「総調和の会」、山岡副代表らが両院総会の開催求める(ロイター) 4月26日(火)13時55分
|