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入川保則が震災チャリティー朗読会

 がんに侵されながらも延命治療を拒否している俳優・入川保則(71)が、今月30日に東京・港区の天現寺シアターで東日本大震災の被災者のためのチャリティー朗読会を行うことが26日、分かった。医師からは余命4カ月と言われているが、「体がまだ元気なうちに、少しでも被災者の方の役に立つことができれば」と急きょ開催を決定した。

 神戸市出身の自身も阪神・淡路大震災を経験しており、被災者の心情も理解している。「少し状況が落ち着いてから、かえって恐怖を思い出すんです」と気遣った。津波で多くの人が亡くなったことには「病がなくてもああいうふうに亡くなる方もいるなんて…。まさか逆に元気づける立場になるとは思いませんでした」と視線を落とした。

 死を覚悟して受け入れている入川が、文字通り“体を張った”朗読会は2回公演。演目は「盲導犬サフィー、命の代償」で、収益の一部は被災者のために寄付される。

(2011年4月27日)

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