'11/4/26
高速道利用は計画量の9割
広島高速道路公社は25日、広島高速2号全線と3号延伸部分が26日で開通1年を迎えるのに合わせ、利用状況をまとめた。1〜3号の1日平均利用台数は約35%増えた一方で、計画交通量比では約9割にとどまった。周辺一般道の混雑緩和には効果が挙がった。
昨年4月の開通で1〜3号の17・2キロが連結。開通後の2010年度の1日平均利用台数は5万1528台となった。09年度に比べて約1万3千台増加した。ただ、料金収入で建設費などを償還するための計画交通量は年間5万6600台と設定しており、約9%下回っている。
高速道開通に伴う一般道の混雑は10年11月と09年12月の平日を比較。矢賀新町2丁目交差点(東区)では、交通量が約3千台減の約4万9700台となり、渋滞の長さも570メートルから150メートルに短くなった。南千田東詰交差点(中区)、仁保橋東詰交差点(南区)でも同様の効果がみられた。