農家ら東電前で早期賠償訴え
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農家ら東電前で早期賠償訴え

4月26日 19時31分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

東京電力福島第一原子力発電所の事故で、出荷制限や風評被害などの影響を受けた福島県などの農家や酪農家たちが、26日、東京電力の本店前で、事故の収束と早期の賠償を訴えました。

これは全国の農家や酪農家で作る団体が呼びかけたもので、福島県をはじめ、千葉県や茨城県、それに大阪府などの農家や酪農家ら200人余りが参加しました。26日、東京・千代田区の東京電力本店前には、原発事故の影響で一部の地域で出荷が制限されている野菜や乳牛などが並べられ、農家らは事故を早期に収束し、十分な賠償をするよう訴えました。このあと、農家の代表らが東京電力の担当者と面会し、原発事故で追い込まれた現状を訴えたのに対して、東京電力の担当者は「農家の皆さまにご心配とご迷惑をおかけして申し訳ない。原発の収束に努め、補償に関しては国の支援も受けながら誠意を持って対応したい」と話していました。福島県では、2つの自治体の一部の地域で原乳の出荷制限が続いているほか、ほうれんそうやキャベツなどの野菜は、県内全域で出荷が制限されています。農家や酪農家の団体では、原発事故による風評被害を含めた補償を引き続き求めていきたいとしています。