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24日夜、女子の公式練習。 日本勢は、かなり前からモスクワ入りしている安藤美姫選手のみが登場。黒ずくめの練習着で、SP「ガブリエルのオーボエ」を通して披露した。 プログラムはジャンプをすべて抜いて滑ったものの、しっかり絞った美しい身体の動きに一層磨きがかかり、「これは!」と唸りたくなるような仕上がり。30分の練習時間中、最難度のジャンプは跳ばなかったものの、最後の仕上げとしてダブルアクセル-ダブルトウなどをすべてミスなく決め、仕上がりの良さで安心させてくれた。 特に目を引いたのは、彼女の腕の動き。これまでの安藤美姫は、感情をしっかり込めれば長い腕がこれ以上なく美しく動く、そんな選手だった。それが、ほんとうになんとなく動かしただけで美しさが目に染みるような、絶品のアームムービングを身に付けてきている。 ホテルで報道陣と顔を合わせたときの表情も明るく、「こんにちは!」とにこやかにあいさつ。 「安藤美姫、いい感じ!」と、日本の関係者の雰囲気も明るくなったのだが、しかし……。 この日最大の衝撃は、1年ぶりに試合会場で見たキム・ヨナだった。 事前にソウルで公開された練習を見た韓国人記者も、「ヨナ、すごくいいですよ。もうバンクーバーのころと全然変わらないレベルまで戻してきています。フリップのエッジも直ってますしね!」と電話をくれたものだから、ちょっと楽しみにしてはいた。でもソウルでの公開練習はたった10分、眉に唾をつけておこう、と……。 ところが1年間競技に出なかったオリンピックチャンピオンは、信じられないような完成度の高さを、初日から見せつけてきたのだ。 photo/Masami Morita text/Hirono Aoshima |
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