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最も参考になったカスタマーレビュー
113 人中、90人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
答えは出ない、しかし見えてくる境地(4/1修正),
By T - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 魔法少女まどか☆マギカ 5(完全生産限定版) [Blu-ray] (Blu-ray)
魔法少女で在り続けるためには、他人の犠牲もやむを得ない。
9話では、そこに妥協点を見出だせなかった者と、見出しながらも救いを模索した者の区切りのエピソードが描かれています。 ここへ来てやっと何らかの救済があったという点では、個人的にとても印象深い回だったと思っています。 ある意味これこそが魔法少女として最も健全な形だと言えるのではないかと。 万策尽きて追い詰められた時、人はモラルよりも自分がどうしたいかを優先するもの。 似たような境遇を持ちながらもなかなか相容れなかった二人が、過酷な宿命の中で紆余曲折の末に到達した思いやり溢れるそのシーンは、非常に腑に落ちるものがありました。 魔法少女は孤独ですね。 せめてどこかで仲間となれていれば、どんなに過酷でも全く違う道を歩めていたかも知れません。 それは傷の舐め合いなどではなく、自分は独りではないと思えることの証明であり、マミがそうであったように、たった一つのささやかな希望となり得たはずのもの。 なのに、現実ではそんな些細な事に気付くのすら、いつだって手遅れか、失う危機に陥ってからでしかない・・・。 ここへきて、やはり人は誰とも関わらずに孤独に生きる事は出来ず、また独りで生きてはいけないのだと、身に詰まされるばかりです。 そして、キュゥべえ。 色々と反感を買っている彼ですが、私は今をもって尚、悪の一言で片付けられずに悶々としています。 彼の立ち位置として、感情を挟まず、目的の為に無駄無く合理的且つ能率的に少女らを誘導していくその姿は、ある意味で自分自身・・・すなわち大人そのものであるのかなと。 ただ、彼はそもそも人間ではないので人間界のモラルを求めるのも些か疑問に思えますし、我々人間はそれよりももっと残酷な事をしています。 例えば、食用として他の生き物を飼い慣らし、それを何の気なしに口に運び、食べきれないからと廃棄している事。 ペットや害獣にしても、飼えなくなったから道端に捨てる、人や農作物に被害が出たから殺処分などという現実が実際にあるのです。 元を正せば人間が環境を良いように作り替えてしまった事が原因だというのに。 そんな自分達の身勝手さを棚上げしてまで、私は彼を責める事がとうとう出来ませんでした。 善か悪か、敵か味方か、許せるか許せないか・・・それは大事なことだけれど、そればかりに気を取られていては悲劇を呼ぶだけだと、既に先の回でも触れています。 少し考えれば解る事です。 そもそもそれらの定義など存在しない、と。 そう思ってしまう根幹には、必ず我が身の安全や損得の勘定が付いて回っているのだと。 まあ、それが他でもない当事者・・・つまり劇中の魔法少女らの心情ではありましょう。 実際に自分が彼女らの立場に立たされたとしたら、辛さばかりが先立って本文における問答も恐らく何の意味も成さないでしょうし。 どのみちやがては環境に慣れ、精神や思考が順応していくだけ。 理屈だけでは生きていけない。 が、そんな事は百も承知でそれでもキュゥべえに殺意や怒りを覚えたのなら、それはきっと思いやりのある優しい方なんでしょうね。 他の誰か、それこそ同族以外の生き物に対しても涙を流せるのもまた、人なのです。 だから、それで良いんだと思います。 明日は我が身、先の事は知る由もないのなら、環境や外的な要因が何であれ、ただ護りたいものを護っていくしかないのですから。 少なくとも私にとっての現実における闘いとは、そして生きる上で己が歩むべき大筋とは、詰まる所そういうものなのだと思っています。 故に、魔法少女らがどれほど無知で軽率にその道に踏み込み、違え、過ち、果てたとしても、私は愚かだとは思いません。 彼女らの年の頃とはそういうものの連続であり、傷つき、痛感し、(本作では極端ではありますが)必要悪とも言えるそれらを経験するからこそ、そこからやっと対比による物事の判断が出来るようになる。 ここで、ある回で涙ながらに漏らしたまどかの言葉が思い起こされます。 「生きていると、パパのご飯がこんなに美味しい・・・」 それは、大切なものを失う痛みを知る者にとって、全てを物語る言葉でありました。 こういう表現をしてくれる作品だからこそ、どんなに鬱屈として残酷な世界観でも、私は最後まで観たいと思うのです。
7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
絶望と希望の物語、そして…,
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レビュー対象商品: 魔法少女まどか☆マギカ 5(完全生産限定版) [Blu-ray] (Blu-ray)
ストーリーについて深く語りません。 私たちは、社会へ出るために学びますね。しかしながらこの世界で起きている醜いこと、残酷なこと、悪についてはモザイクをかけたようにして、教えられない。 初めて目の当たりにした時、その真実に気付く。 彼女たち魔法少女は、まさにその縮図です。死、嫉妬、失恋……彼女たちは世界の真実を目の当たりにし、傷付いていく。 ソウルジェムが黒くなるのは、知らなくてもいい真実を知って荒んでいく純粋な心の象徴なのでしょう。 さて、その絶望の果てにワルプルギスの夜が来る。 沢山の真実=絶望のなかで決意を固める二人の少女。 絶望のなかで、『守りたい』想いの強さこそが希望となる、という真実に気付いた時。 ほむらは、 まどかは、 どんな決断を下すのか。 ………………………………シャフト&新房監督はいつもいい仕事をしますね!絶望、改蔵、夏のあらし大好きです。そんな彼らがやってくれた、おそらく今年一番の大傑作。 この切なさも神作品ならでは。買って損は絶対にしない感動の最終巻
58 人中、43人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
神アニメという言葉は好きではありませんが,
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レビュー対象商品: 魔法少女まどか☆マギカ 5(完全生産限定版) [Blu-ray] (Blu-ray)
私的に10話は神アニメと言われればもちろん! そうです! と肯定するにやぶさかでない気持ちであります。
以下ネタバレ全開で書きます。未視聴の方は是非飛ばしてください。未視聴で読んでも意味わかりませんし。 10話はほむらの過去が描かれるお話でした。なんと眼鏡っ子!で病弱であったほむほむが、まどかと出会うシーンから始まります。これは過去にあった出来事。というか、時間軸を何度もやり直された現在から見て、最初の時間軸の出来事となります。 ほむらは病弱で、友達の一人もいない子でした。そこで出会ったのがまどかです。まどかは誰にでも親切で、心優しい子です。 ほむらは初めての友人であるまどかに惹かれ、その死に直面して悪魔と契約します。まどかを救えるようになれる自分になりたい、と。エントロピーを凌駕するエネルギーを持つ感情には平等に奇跡を与えるQBは、彼女に魔法少女の地位と力を与えました。 そうして彼女はまどかを救うための無限ループに至るわけですが……。 私はこの10話を何度見返したかはわかりませんし、ほむらのあまりに悲しい成長の軌跡に何度も泣かされました。何べん見て泣いてんだよ?と自己ツッコミが入るくらい(^^; けど何べんも見てわかってきたことなんですが、これは、やはりまどかが主人公なのではないか? ということです。 ほむらは何度もループして、次第にこの地獄絵図に慣れて、「まどかさえ救えればいい」と思い至ります。マミさんは精神的な弱さを露呈してますし、さやかはほむらを信用していないし、そもそも彼女は最初の転校時点でほむらにとってモブキャラですしね。 ほむらは入院歴の長さもあって近視眼的であり、救うべき友人はまどか一人に絞られてしまっているのです。今までの実情を鑑みればまったくいたしかたないことではありますが。 けれどまどかは、そうではない。まどかはさやかを助けようとするし、マミさんの死をわが事と受け止めるし、ほむらのためにグリーフシードを与えます。全人類愛的とも言える願いでしょう。世界が滅ぶ時に、ほむらが「こんな世界滅べばいい」と吐露した時に、まどかが「こんな世界でも守りたいものがある」と吐露したことが鮮烈に対照されます。 まどかはなにも持っていないけれど、必要なことはほむらよりも全部持っている存在なのです。それだからこそほむらがまどかに惹かれるわけですが……。 このまどかの造詣、まさに往年の、いや現在も脈々と語り継がれる魔法少女ものアニメの主人公の造詣そのものです。そもは児童アニメを見る子供たちのための造詣ですが、逆説的に子供では決してない大人たちに、この場合はこうあるべきだろう? と問いかけます。 そして物語的にも、この閉塞的な世界を開放する手段は、近視眼なほむらではなく、見るべきものは見ているまどかだろう、まどかが解決するしかあるまい、と思わせます。よく考えると、だけどね。 感情がエントロピーを凌駕する、という設定は、より大きな感情は、システマティックなQBすら凌駕する、ということかもしれない。是非凌駕してほしい。愛と勇気が友達であるまどかが、ほむらやその他の現実の友達たちの思いとともに、凌駕してほしい。それでこそ、真の魔法少女ものである。
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