SPEEDIの役割・特徴
SPEEDIの役割
SPEEDIには、2つの役割があります。
一つは、「原子力緊急時において、国や関係道府県が防護対策の検討を進める際に、放射性物質による環境への影響予測情報を提供」することです。
予測情報には、風速場、大気中の放射性物質の濃度、外部被ばくによる実効線量、吸入による甲状腺等価線量などがあります。
もう一つは、「全国の原子力施設周辺の環境放射線監視と異常時の通報」です。
SPEEDIでは、全国の関係道府県が測定・監視している原子力施設周辺の環境放射線データを、常時オンラインで、10分毎に収集しており、これらの環境放射線データが高い値を示した場合、自動的に原子力防災関係者(文部科学省、経済産業省、原子力安全技術センター)の携帯電話に通報されます。
10分毎に収集されたデータは、この環境防災Nネットでもご覧になることができます。(原子力施設等周辺環境放射線データのリアルタイム表示コーナをご覧ください。)
なお、国の防災基本計画、および原子力安全委員会が策定した防災に関わる「緊急時モニタリング指針」、「原子力施設等の防災対策について」等の指針類に、SPEEDIの機能、役割などが明記されています。
SPEEDIの特徴
主な特徴は、
- 気象庁のGPVデータ、アメダス情報および、原子力施設周辺の気象データを基にした予測をする。
- 原子力施設周辺の地形の影響を考慮した予測をする。
- 環境に放出された放射性物質の核種ごとに予測計算をする。
の3点が上げられます。
SPEEDIネットワークシステムのデータ通信ネットワーク図説(Flashコンテンツ)
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