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真央、被災地に届け3回転半!/フィギュア

サンケイスポーツ 4月26日(火)11時1分配信

 フィギュアスケート・世界選手権、第1日(25日、モスクワ)2連覇を目指す世界女王、浅田真央(20)=中京大=が25日、成田空港から開催地モスクワへ入った。初出場となる16歳の超新星、村上佳菜子(愛知・中京大中京高)も同乗した。真央にとって今季を締めくくる大会はバンクーバー五輪女子金メダルのライバル、金妍児(キム・ヨナ、20)=韓国=との1年ぶりの再戦となる。男子予選(24人)には全日本選手権王者・小塚崇彦(22)=トヨタ自動車=が出場し、余裕のトップ通過。上位12人がショートプログラム(SP、27日)に進んだ。


 地の利を忘れて、決意の旅立ち。モスクワへ出発する前の成田空港で、真央はこの日、「自分のやるべきことをしっかりやりたい。頑張ります」と表情を引き締めた。

 シーズンを締めくくる大会は当初3月に東京で開催される予定だったが、東日本大震災の影響で中止となり、代替開催の舞台が設定された。場所変更も調整期間にも対応が迫られたが、言い訳にはできない。代表選手は被災地への思いを胸に、喪章と「甦れ日本」と書かれたステッカーをウエアにつけてリンクに立つことになった。

 真央にとって、昨年3月の世界選手権で破って以来、ライバル金妍児との再戦が実現する。バンクーバー大会では五輪女王の座を奪われたが、守る立場の世界女王の座は譲れない。2人に熱い視線がそそがれるが、真央はライバル対決よりも、「日本に元気を与えられるようないい演技をしたい」と言い切る。29日のショートプログラム(SP)、30日のフリー両方の冒頭で、真央の代名詞「トリプルアクセル」(3回転半ジャンプ)の成功に集中するのだ。

 リンクの上で全力を尽くすことは当然のこと。代表チームとして、会場を訪れた観客に被災者へのメッセージを書いてもらい、日本に持ち帰る計画も浮上する。

 大会最終日の30日とエキシビションがある5月1日に、日本選手たちがファンに協力を呼び掛け、折り紙に激励の言葉を寄せてもらい、日本で千羽鶴にして被災地に届けるプラン。空路、モスクワ入りした真央は長旅の疲れも感じさせない笑顔を浮かべ、「自分のやるべきことをやってきた。順調です」。真央スマイルがリンクで弾けたとき、希望の光が被災地を照らす。

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最終更新:4月26日(火)11時1分

サンケイスポーツ

 

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