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「ゴチバトル」震災10日後の収録発覚

2011年04月25日
エンタメ

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アナウンサーの退社が相次いだり、原発事故を恐れて東京を脱出した報道部デスクが異動になるなど迷走が止まらない日本テレビが、また業界からあきれられているという。先日放送された「ぐるぐるナインティナイン」の人気企画「ゴチになります」がやり玉に挙がっているのだ。

他局の民放関係者は「番組を見てあぜんとしました」と指摘する。その番組とは、14日に放送された「ぐるナイ史上初!ゴチW自腹は一体誰?春の京都SP」のことだ。
「ゴチになります」は、ナインティナインや佐々木希(23)、江角マキコ(44)らレギュラー陣に加え、その日のゲストらが高級店で、あらかじめ設定された金額になるように料理をオーダー。金額が最も大きく外れた出演者が、全員分の料金を支払うルールで毎回高視聴率をマークしている。
だが、東日本大震災発生直後、テレビ業界内では「最も放送しづらい番組」と言われていたという。
「家を流されて避難所で生活せざるを得ない被災者は、思うように食事も取れない。そんな状況で、高級な食事を食べて金額を当てるなんて番組を放送できるわけがないと言われていた」(同関係者)
ところが、日テレは3月31日に放送を再開した。
「テレビに限らず芸能界は一時、すべてを自粛するムードになっていたが、最近は、広い意味で被災地救済のためにも『あんまり自粛すべきではない』という意見が強くなっている。そういう空気に乗っかったということでしょう」(同関係者)
結局、14日放送分では最下位となった江角が50万円近い金額を支払ったのだが、問題は江角が領収書を受け取った時に「3月21日」の日付が映ってしまったこと。震災からわずか10日後にお気楽なロケをしていたことが明らかになり、これが一部で波紋を呼んだ。当時被災地では生存者の捜索が懸命に行われ、関東では計画停電の実施などで混乱していたからだ。
そもそも同番組の3月31日放送分でも、同様の苦情が日テレに殺到したことが女性誌で報じられた。
「テレビ業界で高級料理を紹介する番組がNGになっていた時期なのに、ゴールデンタイムで、出演者のギャラなど制作費がかかる番組だから無理やり放送した感がある。先陣を切ったといえば聞こえはいいが、常識的には放送延期するのが普通」(他局グルメ番組のディレクター)
「数字さえ取れれば勝ち」というテレビ界において、英断と見切り発車は紙一重とはいえ、今回ばかりは「日テレの配慮が足りなかった」との指摘は仕方ないだろう。他局からは「せめて領収書の日付くらいは編集で消せばよかったのに」との声もあるが…。

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