楽屋などでの竹山の写真には、愛煙家である証の“ゴールデンバット”が映り込むことも多かった。 ※生前の竹山の写真はすべて葛西梧郎氏の撮影。 取材協力高橋哲子氏 資料提供かさいちかこ氏 参考文献『評伝高橋竹山 魂の音色』 |
写真 高橋竹山(たかはしちくざん)1910年(明治43年)生まれ。本名定蔵(さだぞう)。2歳で半失明。14歳からボサマの弟子となり三味線を習得、16歳で独立。54年(昭和29年)、44歳で成田雲竹より「竹山」の号をもらう。三味線技能章を始めとして青森県文化賞、青森県褒章、吉川英治文化賞、点字毎日文化賞など多数受賞。83年(昭和58年)に73歳で勲四等瑞宝章。海外演奏は、ソウル、アメリカ(7都市)、パリ市立劇場など。77年(昭和52年)の青森「あすなろ国体」では開会式で演奏を披露した。98年(平成10年)2月5日死去。享年87歳。作品に『津軽三味線』(キングレコード)、『津軽三味線・高橋竹山のすべて』(CBSソニー)など。著書に『自伝 津軽三味線ひとり旅』(新書館刊)、映画に『竹山ひとり旅』(監督・新藤兼人/竹山役・林隆三)がある。 |
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