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民主不信がまた、今度は枝野官房長官が嘘 (2/2ページ)

2011.4.26 05:05
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民主不信がまた、今度は枝野官房長官が嘘

22日の会見内容をしらっと修正、陳謝した枝野幸男官房長官 =25日午後、首相官邸【フォト】

 「こだまでしょうか」「いいえ枝野です」−。テレビCMをもじって原発事故に関する会見での“お粗末さ”を皮肉られている枝野官房長官が、今度は会見で“虚偽発言”していたことが分かった。しかも、また原発問題にからんでいた。

 いわき市の一部は、東電福島第1原発から半径20〜30キロの「屋内退避区域」だったが、5月22日までの避難が住民に指示されている「計画的避難区域」や、今後の原発の放射線流出状況などによっては、避難を求める可能性のある「緊急時避難準備区域」の両地域から外れた。枝野氏は22日の記者会見で、外れた理由について「いわき市の強い要望に基づいた。いわき市の方からも強い要望があり結論を出した」などと説明。国の意向というより、いわき市の要望を受けて判断したと取れるような説明をした。

 この発言を受けたいわき市は、「事実無根」として渡辺市長が23日に会見し「実際は、4月11日に国側から『いわき市の空間線量率の測定数値が低く安定していることから、いわき市については“白地”としたいが』とのお話があった。国の責任において、いわき市が該当しなくなった理由などの説明を求めている」と反論、さらに枝野氏の発言撤回を求めていた。

 枝野氏は25日の会見で、「いわき市のご意向を忖度(そんたく)したものであったというふうに認識しているし、避難地域などから外れることが期待される、というご意向を踏まえたものであったと認識している。先ほど市長と電話でお話をして、ご理解をたまわった」などと釈明、陳謝した。

 だが、いわき市関係者は「地震、津波、原発事故に風評被害という四重苦に遭った中で、とにかく復興を目指して努力しているところなのに…」と“濡れ衣”を着せられたことにあきれ顔。政権NO・2の官房長官がこれでは、政権崩壊も時間の問題になってきた。

(紙面から)



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