2011年4月26日9時21分
福島第一原発事故による放射線の影響を受け、福島県が利用の制限を求めた福島市の新浜公園で25日、市職員が看板を置くなどの対策をとった。
県は24日、福島、郡山、二本松、本宮各市の計5公園について、国が暫定基準に定めた毎時3.8マイクロシーベルトの放射線が検出されたとして管理する市に利用制限を求めた。
新浜公園では3人の職員が園内の5カ所に「利用は1日あたり1時間程度として下さい」「利用後は手や顔を洗い、うがいをして下さい」といった留意点が記された看板を設置。すべり台の降り口にはブルーシートを敷き、砂が舞い上がらないようにした。
調査は22日に実施。暫定基準値を上回ったのは、信夫山子供の森公園(福島市)▽新浜公園(同)▽酒蓋公園(郡山市)▽日渉公園(二本松市)▽岩角農村公園(本宮市)。1週間後に各公園を再度調査する予定だ。