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2011年4月25日(月) 19:25 |
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児島放火殺人、まもなく16年に
倉敷市児島で、夫婦の遺体が首のない状態で見つかった放火殺人事件から、27日で16年です。 昨年、刑事訴訟法が改正され、事件の時効は成立直前で撤廃されましたが、犯人逮捕に繋がる有力情報は無く、警察ではチラシを配るなど粘り強い捜査を続けています。
この事件は、1995年の4月に、倉敷市児島上の町の角南晴彦さん(当時70歳)の家が放火され、焼け跡から晴彦さんと妻の翠さん(当時66歳)の遺体が、首のない状態で見つかったものです。 警察では、放火殺人事件として捜査を続けていましたが、犯人逮捕に繋がる有力な手がかりは無く、捜査は15年と定められた時効との勝負になっていました。 しかし時効成立を、翌日の午前0時に控えた去年の4月27日、刑事訴訟法などが改正され、即日施行となりました。 このため時効は、成立の数時間前で撤廃され、捜査は継続されることになりました。 警察では、現在も18人体制で捜査を継続し、目撃情報の提供などを呼びかけていますが、2010年度に寄せられた情報は1件、今年度は現在までのところ0件と、時間の経過とともに寄せられる情報は少なくなっています。 事件の発生から27日で16年になります。 事件の風化を防ぐため、警察では改めてこれまでに集められた情報を洗いなおすとともに、児島駅周辺などでチラシを配布するなどして、情報提供を呼びかけることにしています。
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