首相 辞任せず政権運営に意欲
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首相 辞任せず政権運営に意欲

4月25日 20時44分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

菅総理大臣は、参議院予算委員会で、野党に加え、民主党内からも総理大臣の辞任を求める声が出ていることに関連して、「責任を放棄して逃れるのは私が取るべき道ではない」と述べ、辞任は考えず、引き続き、政権運営に当たることに意欲を示しました。

この中で、菅総理大臣は「今回の震災で、私が総理大臣の立場にいたのはひとつの運命だ。私が、今やるべき責任を放棄して逃れるのは私が取るべき道ではない。権力にしがみつくためではなく、やらなければならないことを責任を持ってやる姿勢で頑張りたい」と述べ、総理大臣を辞任は考えず、引き続き、政権運営に当たることに意欲を示しました。また、民主党の増子輝彦氏が、政府・民主党の震災を巡る対応に関連して、「小沢元代表の力を借りるくらいの度量の広さをもって、挙党一致態勢で危機管理に当たるべきだ」と指摘したのに対し、菅総理大臣は、「党としてまとまって対応する重要性は痛感しており、指摘を実現するために努力したい」と述べました。さらに、菅総理大臣は、東京電力福島第一原子力発電所の事故を巡る一連の政府の情報公開の在り方について、「結果として、情報開示がタイムリーに適切に行われたかといえば、問題があったと反省している。本来なら開示すべきもので開示されていないものがあったり、開示が遅れたものもあった。今後は、遅れがないようにきちんと公開するようにさらに努力していきたい」と述べました。