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【食品問題】ホウ砂漬けの有害豚肉 牛肉として出回る=広東省

 【大紀元日本4月25日】先ごろ、広東省のある業者が豚肉をホウ砂に漬けて色付けし、牛肉と偽って販売していたことが明らかになった。

 広州日報によると、この情報は最近、広東省検察院の副検察長・欧名宇氏により最高検察院会議の際に報告されたという。

 ニセ牛肉を製造した譚容疑者は豚肉をスライスすると、豚の血、ホウ砂、大豆粉、砂糖、塩を水に溶かした「染色剤」に浸し牛肉の色に変え販売した。また、染色剤に浸したことで重量が増し、その分が儲けとなった。この偽牛肉加工は昨年1月から始め、すでに約16トンが23.4万元(約295万円)で販売されている。

 また、検査したところ、押収したニセ牛肉には1キロあたり3800ミリグラムを超えるホウ砂が含まれていたことが判明。ホウ砂は洗浄作用や消毒作用があるため洗剤や防腐剤などに使われるほか、ホウ酸と同じように目の洗浄・消毒に用いられるが、成人が15グラム摂取すると死に至る場合があり、中国では食品への添加が禁じられている。

(翻訳編集・坂本)


 (11/04/25 07:45)