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【グラニュース】


玉田、復帰に光 「チームの窮地救いたい」

2011年4月26日 紙面から

軽快なボールさばきで復調ぶりをアピールするグランパスの玉田=愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで

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 名古屋グランパスは25日、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで練習した。右膝痛で別メニュー調整を続けていたFW玉田圭司(31)が全体練習に完全合流し、29日の川崎戦(瑞穂陸)での復帰も見えてきた。J1再開初戦の浦和戦(24日・埼玉)に大敗。中4日で次戦を迎えるだけにエースの復調に期待したい。

 ゴール右前でボールを受けた玉田は、振り向きざまに得意の左足で鋭いシュートを放った。技ありのループシュートを決め、ドリブル突破から絶妙のスルーパスで得点機を演出する場面もあった。ゲーム形式の練習に、変幻自在にボールを操る姿が戻ってきた。

 今季は別府キャンプから好調を維持していた。オフに手術を受け、昨季苦しめられた左足首痛の不安を一掃したことが大きな要因だった。しかし、好調故に練習試合でさえ厳しくマークされた。「ことしは練習試合でツキがない」とこぼしたように、先月26日の練習試合で右膝を負傷後、戦列を離れる苦悩の日々が続いた。

 予想外に長引く故障は完治せず、依然として痛みは残っている。「(練習再開の)明後日(27日)の様子を見てみないと何とも言えない」と慎重な姿勢は崩さない。ただ、復帰に向けてようやく明るい光が見えてきた。

 グランパスはアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)で連勝し、F組首位に浮上。チームの調子は上向きつつあったが、25日の浦和戦では完敗した。遠征に参加できなかった玉田は、歯がゆい思いでチームメートの戦いをテレビで見ることしかできなかった。

 「自分1人ではどうにもできないこともあるから、チームの調子がいい時に戻りたい」。万全を期して、好調のチームに復帰するというシナリオが理想的だ。しかし「こういうときこそ力になりたい」と、窮地を救いたい気持ちはさらに強い。29日の川崎戦からは9日間で3試合というハードなスケジュールが待ち受けるだけに、玉田の復帰はチームにとっても明るいニュースになる。 (伊東朋子)

 

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