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【大リーグ】

松井、先制タイムリー!!5割復帰 さぁ、きょうから古巣対決だ!

2011年4月26日 紙面から

マリナーズ戦の1回、右前適時打を放つアスレチックス・松井=セーフコ・フィールドで(共同)

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 【シアトル=秋野未知、穐村賢】全米各地で日本人選手が存在感を見せた!! アスレチックス・松井秀喜外野手(36)は24日(日本時間25日)、マリナーズ戦で先制適時打を放ち、チームの勝率5割復帰に貢献。イチロー外野手(37)も3戦連続マルチ安打で今季30本目に到達した。またドジャース・黒田博樹投手(35)はカブス戦で今季3勝目を飾れば、福留孝介外野手(33)も2安打を放ち打率4割1分5厘と好調を持続。オリオールズ・上原浩治投手(36)とメッツ・五十嵐亮太投手(30)もそれぞれ中継ぎで好投した。

 いきなり見せ場が訪れた1回2死一、二塁の先制機。松井がフルカウントからの7球目、外角低め76マイルのカーブに必死に食らいつく。打球は狭い一、二塁間へ。二塁走者クリスプを迎え入れる先制タイムリーだ。

 「ポンポンと追い込まれたけど、見極めながら、最後はいいところに飛んでくれたね」。これぞ主砲の仕事。松井は粘りが呼び込んだ先制打に胸をなで下ろした。

 先制のホームを踏んだクリスプはこんなシーンを春季キャンプ中から描いていた。「オレが塁に出て、ヒデキがホームにかえす。そんな攻撃が今年100回以上できたらいい」。まさにア軍の理想型の先制点だ。

 前日3三振と苦しんだ外角低めの球へもきっちりと対応した。松井が「いい打席だった」とうなずいたのが6回先頭の第3打席だ。追い込まれながらもファウルで粘り、フィスターに12球を投げさせての四球。チームが打ちあぐねていた右腕を6回で引きずりおろす“陰の立役者”となった。

 2試合連続無得点で連敗スタートとなったマ軍との4連戦も終わってみれば2勝2敗。チームの勝率も5割に復帰し、25日からは1ゲーム差で追うエンゼルスとの古巣対決だ。松井は「ロッカーを間違えないようにしないとね」と冗談も口にしたが、すぐさま「試合が始まったら戦うだけ」と気を引き締めた。緑のゴジラが今度は敵としてアナハイムに乗り込む。 (穐村賢)

 

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