政治【統一選】菅首相と民主党に猶予期間の終わり 政治部長・五嶋清+(1/3ページ)(2011.4.25 03:05

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【統一選】
菅首相と民主党に猶予期間の終わり 政治部長・五嶋清

2011.4.25 03:05 (1/3ページ)

 2つのモラトリアム(猶予期間)が終わった。1つは菅直人首相にとって、もう1つは民主党にとって、である。

 振り返ってみれば、東日本大震災発生から統一地方選投開票までの約1カ月半は一種の政治休戦期間だった。与野党間では、震災復旧の途上に政治闘争をしている余裕はないという理屈が幅を利かせ、民主党内では選挙期間中に党内抗争をすべきではないという空気も広がっていた。大震災と統一地方選は菅首相には格好の政権延命の材料になった。

 当然、これは菅政権が積極的に評価されたということを意味していない。菅政権の大震災対応は失敗続きで、被災地には政権への怨(えん)嗟(さ)の声が渦巻いている。現地を視察した菅首相に対して、避難所の人々からは厳しい言葉が投げつけられた。中央政界では野党だけでなく民主党内からも菅政権の不手際を指摘する声が相次いだ。菅政権は、緊急避難的に支持されていただけなのだ。

 実際、民主党は統一選前半戦で与野党対決となった北海道、東京都、三重県の3知事選で敗北し、後半戦でも大敗した。

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