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発行年 1963年 ~ 2011年
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作業船調査報告(その1)海竜丸浚渫試験報告
1963年2月 港湾空港技術研究所 資料 0001-01
機材部 機材部長
松田任,八木得次,宮田康弘,岩田尚生,内井敏之
昭和37年3月12日から16日までの本船の浚渫状況の調査結果をまとめたものである.3月現在,捨土場所の漁業補償の関係で,浚渫回数は1日1回及至2回に過ぎず,ドラグヘッドもカルフォルニヤ型の一種に限られ,且又,最初の調査のために不慣れのことも多く,必ずしも充分な結果を得ることは出来なかった.なお,今回の調査はその第一回として本船の作業状態の実態を把握することを主眼とし,次回において,更に細部に絞って試験する予定である.
日本沿岸の海岸保全のための自然条件と海岸堤防の天端高算定について
1963年2月 港湾空港技術研究所 資料 0001-02
水工部 波浪研究室
井島武士,松本輝寿,川上善久
主として自然条件調査における天端高の計算方法と調査資料の総括的成果を照会しようとするものである.計画潮位,計画沖波の選定方法は,第一次調査の経験を基にし,各調査員の報告を基本として取りまとめたものであり,天端高計算方法とともに海岸研究会が作成した統一的計算基準である.この計算方法に従って行った第二次調査及びこれを補遺調整するために行った第三次調査成果資料から報告資料として,取りまとめたものである.
鉄筋コンクリート部材における引張りおよびまげひびわれの挙動
1963年2月 港湾空港技術研究所 報告 000-01
構造部 材料施工研究室
赤塚雄三
 鉄筋コンクリート部材のひびわれに関する諸理論を調査し,その結果に基づいてひびわれが鉄筋の応力分布におよぼす影響を検討したものである.ひびわれの生ずる状態を考える場合,鉄筋コンクリート部材のひびわれは純引張り,純曲げ,純せん断およびこれらの者の複合状態において生ずるものに分類できる.更にアルカリ骨材反応等の化学作用に基くものも考えられるが本研究においては純引張りおよび純曲げに基くひびわれのみを取扱った.ひびわれに関する一般の理論においては問題の風化物のために次の設定を設けている.すなわち,(ⅰ)鉄筋応力は弾性限界を超えない,(ⅱ)与えられた部材内の鉄筋は全長に亘って形状方法が一定であり,かつ継手がないものとする,(ⅲ)コンクリートの応力は歪に比例する,(ⅳ)単純引張の場合のコンクリートのせん断変形がひびわれの間隔および巾におよぼす影響は無視できる,(ⅴ)ひびわれ発生以前にはコンクリート鉄筋間のポンドのクリープないし辷りはないものとする.載荷重が許容限界内の場合上述の仮定は一般に成立するが,本研究では弾性理論ないし,直線理論に基き,上述の仮定条件の下にひびわれの問題を検討し,更に,これらの仮定条件が,コンクリートおよび鉄筋の応力分布に及ぼす影響についても検討を試みた.
 結論を要約すると以下の通りである.
(ⅰ)コンクリートのひびわれが応力分布におよぼす影響を計算する場合,多少の修正は必要であるが,単純引張りひびわれと純曲げひびわれとの間には本質的な相違はない.
(ⅱ)通常の載荷重の下では,コンクリート,ないし、鉄筋の応力分布は付着応力の分布状態によって決まる.
(ⅲ)境界条件に明瞭な差が認められるが,コンクリートないし鉄筋の応力分布状態を推定する実際的な目的のためには付着応力の分布を,直線,放物線ない,調和関数曲線のいずれに仮定しても有意義な差は生じない.
(ⅳ)Chiおよびkirsteinによる仮想円筒理論は曲げ部材の引張り応力を受ける部分における応力解析の有力な手段となるものと思われる.
港湾工事環境における鋼材の腐食速度推定に関する実験研究
1963年2月 港湾空港技術研究所 報告 001-01-01
構造部 材料施工研究室
善一章
基礎地盤へ打込み可能な測定電極を考え,これを用いて港湾工事における各種類の環境の鋼材腐食性が比較的簡単に予測できるような推定法の検討を,1958年10月から1960年3月にかけて実施した.以下に報告するところは,提案した推定方法の実験室におけるキャリブレーションの過程,試作測定電極の形状・寸法の差異に基く測定の難易,および各国における推定方法との比較について実験・検討した結果である.もちろん,これは現場における鋼構造物についての永年観測結果を待って始めて充分な実用性が立証されるべきものであるが,ここでは,その可能性について言及する.
沖浜帯における波による砂移動について
1963年2月 港湾空港技術研究所 報告 001-01-02
水工部 漂砂研究室
佐藤昭二,田中則男
 一般に砂浜海岸においては,沿岸砂洲の沖側,すなわち沖浜帯の海底勾配は1/100程度以下で砂の移動を論ずるとき,この部分は水平床とみなしても大差はない.このために,Manohar,Vicent,Goddet,など多くの人々が水平床で実験を行ない,沖浜帯における砂
移動の特性のいくつかを明らかにして来た.しかし,底質の移動の機構は複雑なために,なお未解決の問題も多くある.したがって,著者らも,この未解決な問題を多少なりとも明らかにするために2次元水路を用いて水平床における実験を行なった.
 一般に,波の水底に作用する力がある値以下の場合は,底質は静止したままであるが,この値が増加するにつれて継ぎのような限界をとおって砂は移動する.
 1)水底の表面に比較的突出した粒子がいくつか動き出す.これはManoharはinitial movementと名づけた.
 2)水底の表面の第一層の砂がほとんど動き出す.これをManoharはgeneral movementと名づけた.
 3)rippleの形成
 4)rippleの消失
 Manoharは,これらの各限界についての実験式を示した.石原・椹木両博士は,層流境界層における砂移動について,明確な理論的考察と非定常流の実験を行い,第一限界におけるManoharの実験値を参照して移動限界推進を示す式を示した.一方,Goddetは,10分後には弱いリツジが形成されるような弱い移動が砂表面に現れたときを初期移動限界として,そのような限界を示す実験式を求めた.著者らの実験では,砂の粒径が2~1mmのときには,第2と第3の限界は区別できたが,0.71~0.35mmと,0.25~0.125mmのときは,ほとんど区別することができなかった.しがたって,著者は,Manoharと著者らのgeneral movementの実験結果からgoddetの実験値を参照して第2の限界を示す全面移動限界として求めた.次に,rippleが形成されて,砂の移動が顕著になるがこのときの砂の移動方向は,Manoharの実験では,常にrippleの移動方向と同じで岸向きであったが,著者らの実験ではrippleの移動方向は常に岸向きであり,砂の移動方向は岸向きと置き向きの場合があった.このような移動方向の変化の限界を示す式を実験から求めた.しかし,移動量については,明確な量的考察をすることはできなかった.
 最後に,rippleの一つを着色砂およびアイソトープ砂で置き換えて,rippleの移動と砂粒子の移動機構について実験的考察をした.
アルミニウム粉末の混入がモルタルおよびコンクリートの強度に及ぼす影響
1963年2月 港湾空港技術研究所 報告 001-01-03
構造部 材料施工研究室
小宮山正文,森口拓
プレパックドコンクリートにおいて使用されるアルミニュウム粉末の添加量が,モルタルの空気量,流動性および強度,さらにこのモルタルを注入した場合のコンクリートの強度におよぼす影響について,1961年9月より1962年9月までの間に,運輸技術研究所材料研究室において実験研究した結果をとりまとめたものである.
矢板式杭式撃船施設集覧
1963年6月 港湾空港技術研究所 資料 0002
設計基準部 設計基準課
大島実,飯島昭美,中山種清,沢田源平,佐々木光兼
戦後施工されたこの型式の繋船岸全部を対象とし、昨年11月から今年1月にかけて、港湾建設局の全面的協力のもとに実施し、大きい成果を得ました。この調査の目的は、設計基準や標準設計の作成等、いわゆる標準化のため必要な基礎資料を集めることと、実際の設計に直接参考となる集覧を作ることで内容は、設計条件、設計計算の方法と結果、構造の細目等に重点をおき、できるだけ設計の全貌がわかるようにしました。集まった資料は、すでに調査したものも含めて、矢板式約230件、杭式約120件である。
被膜養生剤がコンクリートの強度におよぼす影響に関する研究
1963年6月 港湾空港技術研究所 資料 0003-01
構造部 材料施工研究室
小宮山正文
道路舗装コンクリートなどの養生に効果を挙げたと云われている被膜養生剤を取り上げ種々の条件下でこれを試験して,(1)特別には養生しないコンクリートの強度が標準養生したものと較べてどの程度に低下するものか,(2)被膜養生剤を用いればどの程度これを改善する事ができるか,の2点について調査した.用いた被膜養生剤は市販されている塩化ビニール系2種とアスファルト乳剤1種である.実験はコンクリートの配合と養生条件の管理の仕方によって2部に分けて行った.
防水混和剤がモルタルおよびコンクリートの諸性質におよぼす影響
1963年6月 港湾空港技術研究所 資料 0003-02
構造部 材料施工研究室
森口拓,木村茂雄
市販されているアスファルト系防水混和剤の一種であるハイドロペルをとりあげ,これを普通ポルトランドセメントに混入した場合,それがモルタルおよびコンクリートの諸性質におよぼす影響について,ハイドロペルを混入しないモルタルおよびコンクリートと比較実験した結果をまとめたものである.
プレパックド・コンクリート工法に関する資料調査報告(第一報)
1963年6月 港湾空港技術研究所 資料 0003-03
構造部 材料施工研究室
赤塚雄三
プレパックド・コンクリート工法に関する既報の紹介・解説,工事報告,研究報告,施工基準などの文献や資料について調べた結果を取纏めたものである.

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