ハガネの女シーズン2第1話を見て
平成23年4月21日ハガネの女が遂に帰って来ました。主演の吉瀬美智子さん最高です!と個人的な趣味を書いても仕方ないので本題に入ります。テレビ朝日で放送された本ドラマの第1話は副題「希望の教室を作る!!闘う女教師が復活!!不法滞在少女と4年3組の34日間…アリガトウ仲間たち」として、不法滞在で国外退去処分を受けた両親の子供にスポットを当てたストーリーでした。
勘の良い方なら気付かれたと思いますが、あらすじを見る限り2年ほど前に世間を騒がせた某フィリピン人の不法入国・不法滞在者をモチーフにしていることが分かります。現実では、フィリピン人二人(恋人同士)が偽造パスポート(他人の名前)で不法入国し、そのまま日本に居座り結婚し子供を出産(ドラマのモデル?)。その後不法残留が発覚し逮捕。そして国外退去となるはずが、退去強制命令取り消し訴訟を起こし2年半に渡って裁判闘争の果てに最高裁で敗訴し国外退去が確定。家族3人でフィリピンに帰るはずが、(誰の入れ知恵か知りませんけど)入管が特例で子供だけ日本に残す選択肢を提示。
この状況をマスコミは正しく報道せず(親族7名も不法残留者)に、(自分たちで)わざわざ子供だけ日本に残すという(世論を作り出し)最悪な状態にしておいて、今度は子供だけ残すのは可哀想だから両親も残すべきだとの狂った論調も飛び出しました。この法治国家を否定する状況に在日特権を許さない市民の会は徹底的に抗議活動を行いました。
今回のドラマがどのような内容だったのかは、録画ビデオやのちにDVDになった時にでも見て貰うとして、私自身が視聴しながら気になった台詞などを書き出して見ました。聞きながら適当に書いたので細かい間違いもあると思います。ご容赦下さいませ。
■ ハガネの女シーズン2第1話より(名前は役名)
教育委員会・真鍋一馬「両親をセラヴィナ(仮想国)に国外退去させられ、彼女は我々日本人を逆恨みしてる。それが暴力に繋がった。」
校長・松山六助「一連の報道を見るとあの子は両親が不法滞在していたことを全く知らなかったようだ。それをいきなり犯罪者と罵られて日本から出て行けと迫害を受けてそりゃねぇヤケを起こしたくもなる。」
「不法滞在者は日本から出て行け〜」とシュプレヒコールを挙げる市民団体登場。幟の雰囲気とシュプレヒコールは在日特権を許さない市民の会っぽい(笑)が、デモ参加者の風貌(くすんだジャンパー&全員鉢巻き&左翼顔のおばちゃん)は、労組デモ隊の様な感じで当然日章旗も旭日旗もない。デモ手法も往年の左翼デモっぽい。
教師・芳賀稲子「あなたたちも学校の外にいるあの大人達と一緒なの?差別や偏見でタオをこのクラスから追い出すつもり!?」
タオのおば・ミン「実はタオの両親を警察に売ったのは、同じ工場で働いていた日本人の友達だったんです。タオの両親が安い賃金で残業するため、自分たちの仕事が奪われるのが許せなかったそうです。」
タオの自宅外壁に缶スプレーで「罪人の娘」「帰れ」「不法滞在を絶対ゆるさない」と書かれており、「不法滞在者の娘をセラヴィナに即刻帰せ!不法滞在断固反対!」「罪をわびろ!日本から消えろ!」と書かれたプラカード&ビラが貼られている。
風貌が労組デモ隊の様な市民団体・男性「不法滞在者は日本から出て行け〜」「セラヴィナに今すぐ返せ〜」
同市民団体・女性「あの子よあの子」
同市民団体・男性「あ、あの子だ。行きますよ。不法滞在者は日本から出て行け〜」
子供に詰め寄られた労組風市民団体員「あわわあわわ…。」子供達の「帰れ」コールで、半泣きしながら後ずさりする労組風市民団体。あっかんべーしながら逃げ去る労組風市民団体員・女。
入国管理官・水沢保「市民団体が家の前まで来て一悶着あったようです。市民団体の訴えによるとタオのおばさんに暴力を振るわれたそうで…。」
少女・タオ「そんなの嘘です!おばさんはビラを貼ろうとした人達を止めようとしただけです。」
入国管理官・水沢保「まぁ相手に怪我は無かったですし直ぐに解放されるようです。ただ、このトラブルを聞きつけてマスコミが騒ぎ始めてます。恐らくそれが連中の狙いだったんでしょう。」
僕らの七日間戦争みたいなドラマが繰り広げられて最後に
愛河小学校4年3組の少年「結局タオを守る事は出来なかった。」
教師・芳賀稲子「確かにそれは残念だった。でもね、みんなが頑張ってくれたことは決して消えたりなんかしない。」
愛河小学校4年3組の少女「ハガネはそれで良いの?セラヴィナ(仮想国)に戻ったらタオは地獄のような場所で生きて行かなければならなくなるのよ。それで平気なの!?」
教師・芳賀稲子「平気じゃないよ。ううん。平気じゃなかった。先生ね、この週末セラヴィナに行って来たの。セラヴィナは想像していた以上に過酷な環境だった。臭いもきついし正直食事も食べられなかった。タオがこの国で本当に生きて行けるのかどうか不安になった。何もできない自分の無力さに腹が立って腹が立って涙が出そうになった。でも一つだけ希望があったの。そんな残酷な世界にも希望があったの。セラヴィナにだって学校はあるの。そこには4年3組のみんなのような仲間がいる。どんなに辛くても友達がいれば学校があれば人はきっと生きていける。あの子達ならタオを笑顔で向けてくれる。それがきっとタオの希望になってくれるって先生そう思ったの。勿論、笑ってさタオを送り出すことはできないよ。でもね先生はその希望にすがりたいって思ったの。信じたいって思ったの。」
■ まとめ
人として庇う気持ちや、得体の知れない何かから子供を守りたいと思う心は否定しません。しかしながら、不法入国・不法残留は大罪です。少なくとも「優しい心を育ませたい」「差別や虐めの無い環境」を目指すとの思いも入れてドラマを作るならば、今回のストーリーには問題がありすぎると思いました。
冒頭、入管からマスコミに囲まれてタオ一家が出て来ます。バックで法の壁は厚かった云々という声が聞こえることから、恐らくタオの両親も「国外退去を不当として裁判を起こしていた」のでしょう。結果訴えは認められず国外退去となった?そのような感じの場面から物語はスタートします。
まず、不法入国者(犯罪者)を通報した人を潜在的に悪い人であると印象づける言葉遣いが見られます。また不法入国や不法残留などを侵しても「理由」があれば許されるかのような物言いも気になります。毎度のことですが全編に渡って不法入国・不法在留という「犯罪行為」で責められていることを「人種差別」にすり替えているのは頂けません。人種差別を扱いたいなら、もっとテーマを考えるべきです。
登場する市民団体のシュプレヒコール内容は私達と同じですが、その行動手法や様相は往年の左翼運動を彷彿とさせるものでした。子供の自宅にスプレー缶で誹謗中傷や、ビラ貼り付けなどは、反日活動家が好んで使う手法ですね。どのような意図でこのように色々混ぜ合わせた感じにしたのでしょう。あっかんべーは笑ってしまいました。
最後に「セラヴィナ(仮想国)に戻ったらタオは地獄のような場所で生きて行かなければならなくなる」などという信じられない台詞を小学生に言わせてますが、これは大問題だと思います。実際に騒がれたフィリピン人の不法滞在者の台詞をモチーフにしたのでしょうが、教師まで揃って誰も「セラヴィナは地獄のような場所」を否定しないなんて終わってませんか。どれだけ無責任で傲慢な発言なんだろう。いくらドラマとは言えども、仲間にこんな台詞を吐かれたらどう思うからくらい考えて下さい。
この最後の台詞が無ければ「まぁドラマだし」で流そうと思ってましたが頭に来ました。本当に「想像していたより過酷な環境で、臭いもきつく食事もとれない、地獄のような場所」なら、それこそ法なんか無視して命をかけて守ってやりなさいよ…ドラマなんだから。
この状況をマスコミは正しく報道せず(親族7名も不法残留者)に、(自分たちで)わざわざ子供だけ日本に残すという(世論を作り出し)最悪な状態にしておいて、今度は子供だけ残すのは可哀想だから両親も残すべきだとの狂った論調も飛び出しました。この法治国家を否定する状況に在日特権を許さない市民の会は徹底的に抗議活動を行いました。
今回のドラマがどのような内容だったのかは、録画ビデオやのちにDVDになった時にでも見て貰うとして、私自身が視聴しながら気になった台詞などを書き出して見ました。聞きながら適当に書いたので細かい間違いもあると思います。ご容赦下さいませ。
■ ハガネの女シーズン2第1話より(名前は役名)
教育委員会・真鍋一馬「両親をセラヴィナ(仮想国)に国外退去させられ、彼女は我々日本人を逆恨みしてる。それが暴力に繋がった。」
校長・松山六助「一連の報道を見るとあの子は両親が不法滞在していたことを全く知らなかったようだ。それをいきなり犯罪者と罵られて日本から出て行けと迫害を受けてそりゃねぇヤケを起こしたくもなる。」
「不法滞在者は日本から出て行け〜」とシュプレヒコールを挙げる市民団体登場。幟の雰囲気とシュプレヒコールは在日特権を許さない市民の会っぽい(笑)が、デモ参加者の風貌(くすんだジャンパー&全員鉢巻き&左翼顔のおばちゃん)は、労組デモ隊の様な感じで当然日章旗も旭日旗もない。デモ手法も往年の左翼デモっぽい。
教師・芳賀稲子「あなたたちも学校の外にいるあの大人達と一緒なの?差別や偏見でタオをこのクラスから追い出すつもり!?」
タオのおば・ミン「実はタオの両親を警察に売ったのは、同じ工場で働いていた日本人の友達だったんです。タオの両親が安い賃金で残業するため、自分たちの仕事が奪われるのが許せなかったそうです。」
タオの自宅外壁に缶スプレーで「罪人の娘」「帰れ」「不法滞在を絶対ゆるさない」と書かれており、「不法滞在者の娘をセラヴィナに即刻帰せ!不法滞在断固反対!」「罪をわびろ!日本から消えろ!」と書かれたプラカード&ビラが貼られている。
風貌が労組デモ隊の様な市民団体・男性「不法滞在者は日本から出て行け〜」「セラヴィナに今すぐ返せ〜」
同市民団体・女性「あの子よあの子」
同市民団体・男性「あ、あの子だ。行きますよ。不法滞在者は日本から出て行け〜」
子供に詰め寄られた労組風市民団体員「あわわあわわ…。」子供達の「帰れ」コールで、半泣きしながら後ずさりする労組風市民団体。あっかんべーしながら逃げ去る労組風市民団体員・女。
入国管理官・水沢保「市民団体が家の前まで来て一悶着あったようです。市民団体の訴えによるとタオのおばさんに暴力を振るわれたそうで…。」
少女・タオ「そんなの嘘です!おばさんはビラを貼ろうとした人達を止めようとしただけです。」
入国管理官・水沢保「まぁ相手に怪我は無かったですし直ぐに解放されるようです。ただ、このトラブルを聞きつけてマスコミが騒ぎ始めてます。恐らくそれが連中の狙いだったんでしょう。」
僕らの七日間戦争みたいなドラマが繰り広げられて最後に
愛河小学校4年3組の少年「結局タオを守る事は出来なかった。」
教師・芳賀稲子「確かにそれは残念だった。でもね、みんなが頑張ってくれたことは決して消えたりなんかしない。」
愛河小学校4年3組の少女「ハガネはそれで良いの?セラヴィナ(仮想国)に戻ったらタオは地獄のような場所で生きて行かなければならなくなるのよ。それで平気なの!?」
教師・芳賀稲子「平気じゃないよ。ううん。平気じゃなかった。先生ね、この週末セラヴィナに行って来たの。セラヴィナは想像していた以上に過酷な環境だった。臭いもきついし正直食事も食べられなかった。タオがこの国で本当に生きて行けるのかどうか不安になった。何もできない自分の無力さに腹が立って腹が立って涙が出そうになった。でも一つだけ希望があったの。そんな残酷な世界にも希望があったの。セラヴィナにだって学校はあるの。そこには4年3組のみんなのような仲間がいる。どんなに辛くても友達がいれば学校があれば人はきっと生きていける。あの子達ならタオを笑顔で向けてくれる。それがきっとタオの希望になってくれるって先生そう思ったの。勿論、笑ってさタオを送り出すことはできないよ。でもね先生はその希望にすがりたいって思ったの。信じたいって思ったの。」
■ まとめ
人として庇う気持ちや、得体の知れない何かから子供を守りたいと思う心は否定しません。しかしながら、不法入国・不法残留は大罪です。少なくとも「優しい心を育ませたい」「差別や虐めの無い環境」を目指すとの思いも入れてドラマを作るならば、今回のストーリーには問題がありすぎると思いました。
冒頭、入管からマスコミに囲まれてタオ一家が出て来ます。バックで法の壁は厚かった云々という声が聞こえることから、恐らくタオの両親も「国外退去を不当として裁判を起こしていた」のでしょう。結果訴えは認められず国外退去となった?そのような感じの場面から物語はスタートします。
まず、不法入国者(犯罪者)を通報した人を潜在的に悪い人であると印象づける言葉遣いが見られます。また不法入国や不法残留などを侵しても「理由」があれば許されるかのような物言いも気になります。毎度のことですが全編に渡って不法入国・不法在留という「犯罪行為」で責められていることを「人種差別」にすり替えているのは頂けません。人種差別を扱いたいなら、もっとテーマを考えるべきです。
登場する市民団体のシュプレヒコール内容は私達と同じですが、その行動手法や様相は往年の左翼運動を彷彿とさせるものでした。子供の自宅にスプレー缶で誹謗中傷や、ビラ貼り付けなどは、反日活動家が好んで使う手法ですね。どのような意図でこのように色々混ぜ合わせた感じにしたのでしょう。あっかんべーは笑ってしまいました。
最後に「セラヴィナ(仮想国)に戻ったらタオは地獄のような場所で生きて行かなければならなくなる」などという信じられない台詞を小学生に言わせてますが、これは大問題だと思います。実際に騒がれたフィリピン人の不法滞在者の台詞をモチーフにしたのでしょうが、教師まで揃って誰も「セラヴィナは地獄のような場所」を否定しないなんて終わってませんか。どれだけ無責任で傲慢な発言なんだろう。いくらドラマとは言えども、仲間にこんな台詞を吐かれたらどう思うからくらい考えて下さい。
この最後の台詞が無ければ「まぁドラマだし」で流そうと思ってましたが頭に来ました。本当に「想像していたより過酷な環境で、臭いもきつく食事もとれない、地獄のような場所」なら、それこそ法なんか無視して命をかけて守ってやりなさいよ…ドラマなんだから。
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