09~10年シーズン後のルール改正で、ダブルアクセル(2回転半ジャンプ)をフリーで跳べる回数が3回から2回に減ったのは金妍児にとって不利と思われるが、どれほど影響しているのかは分からない。本人いわく「米国では調子が良かった。日程変更でちょっと支障はあったけれど、うまく合わせたい」。
どんな選手でもナーバスになるシーズン初戦。それが、いきなり世界選手権ではきついのではという意見もある。しかし、バンクーバー五輪で見せたように、大舞台での勝負度胸は抜群な上、何より審判、観衆の脳裏には2位以下に23点の大差をつけた金メダルの演技が脳裏に焼き付いている。情報をほとんど出さないというのも、金妍児サイドの作戦か?
■安藤、プログラム後半に勝負
真央とヨナの激突――。4年前の東京大会でも2人の対決は話題だったが、この2人を抑えて優勝したのが安藤美姫だった。
「直前に足を痛めて、(順位よりも)演技に集中してやったら、金メダルがとれた」と安藤。狙ったのではなく、取れてしまったメダル。「今回はきっちり意識を持ち、メダルを取れるように頑張りたい」と話す。
今季はグランプリ(GP)ファイナルこそ5位だったものの、そのほかの4大会はすべて優勝。浅田にも2戦2勝だ。
強さの源は、今季ほぼノーミスの演技を続けているフリーだ。ニコライ・モロゾフコーチについて以降、女性らしさを前面に出したプログラムが多かったが、今季は関係者が皆「天才」というジャンプを前面に打ち出した。ジャンプの基礎点が1.1倍になる演技後半部分に、連続ジャンプを含めて11個中8個のジャンプを跳ぶ。
力強い滑りが持ち味だが、これまで人の良さが出るのか、勝負への執念という点では弱い面もあった。しかし、「昨季くらいから、気持ちをコントロールできるようになり、周囲の雑多なことが気にならなくなった」と安藤は話す。大舞台でも強い気持ちを保てるか。
浅田真央(中京大)と金妍児(キム・ヨナ、韓国)が1年ぶりに対決へ――。フィギュアスケートの世界選手権が25日、モスクワで始まる。当初、3月に東京で開催予定だったが、東日本大震災の影響で場所と時期が変…続き (4/25)
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