ジャンプは昨年6月から修正してきた。信夫コーチのもとでスケーティングの基本からやり直し、滑りにスピードが出て、ジャンプも「練習ではほぼ直っている」(久美子コーチ)状態。2月の四大陸選手権(台湾)では、代名詞ともなっているトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)のキレが戻り、踏み切る直前に体が傾く悪癖が影を潜めていた。
苦手意識が強かったルッツジャンプや連続ジャンプの2つ目の3回転トーループもプログラムに再び組み込み、ジャンプにバリエーションが出て、トリプルアクセル3回などという、リスクを冒さなくても済むようになってきた。
2月の時点では「ガンガン上り調子です」と自信の言葉を口にしていた。だが、技術的な問題はクリアしても、曲を表現するところまでいかないと、表彰台の一番上は厳しい。滑り込みの時間がやや足りなかったが、大会が1カ月伸び、この時間を生かすことができただろうか。
■金妍児「米国では調子が良かった」
昨年3月の世界選手権(イタリア・トリノ)以来の試合となる金妍児。4年間師事したブライアン・オーサーコーチと昨夏に決別、新コーチにはピーター・オペガード氏(ペアの井上怜奈、ジョン・ボルドウィン組=米国=のコーチ)がついた。
11月にショートプログラム(SP)は「ジゼル」、フリーは「韓国へのオマージュ(民族音楽アリランなど)」とホームページ上で発表されたが、それ以降はぷっつり音さたがなかった。
約半年ぶりに公の場に姿を見せたのが今年の3月22日。練習拠点のロサンゼルスから帰国して、国際スポーツ記者総会に出席。その後、オペガードコーチもソウルに来て、練習を再開。31日に韓国メディアに練習を公開した。
それは、ほんの「チラリ」といった感じだったようで、スケーティングのスピード、表現力は相変わらずだったものの、ジャンプの調子や世界選手権で滑るプログラムの詳細は不明だ。
浅田真央(中京大)と金妍児(キム・ヨナ、韓国)が1年ぶりに対決へ――。フィギュアスケートの世界選手権が25日、モスクワで始まる。当初、3月に東京で開催予定だったが、東日本大震災の影響で場所と時期が変…続き (4/25)
全日本女王として臨んだ2月の四大陸選手権(台湾)で安藤美姫(トヨタ自動車)はショートプログラム(SP)、フリーともに1位で完全優勝しました。昨年12月の全日本から約2カ月間は、少し時間に余裕のあった…続き (3/9)
フィギュアスケートも昨年末でシーズン前半戦を終え、いよいよ2月から後半戦に突入です。前半戦でプログラムの問題や反省点を見つけた高橋大輔(関大大学院)は、この1カ月間でいろいろ修正したようです。17日…続き (2/16)
イチロー、同じチームのユニホームを着続ける価値 (4/11)
マスターズ、人々の心に深く残った2人の敗者 (4/13)
上原、メジャーのクローザーとして輝くために (4/18)
レアル、国王杯Vとモウリーニョ監督の手腕 (4/24)
日経平均(円) | 9,671.96 | -10.25 | 25日 大引 |
---|---|---|---|
NYダウ(ドル) | 12,472.99 | -33.00 | 25日 13:01 |
英FTSE100 | 6,018.30 | -3.96 | 21日 16:35 |
ドル/円 | 81.92 - .94 | -0.20円高 | 26日 1:54 |
ユーロ/円 | 119.46 - .48 | -0.22円高 | 26日 1:55 |
長期金利(%) | 1.225 | +0.015 | 25日 14:52 |
NY原油(ドル) | 112.29 | +0.84 | 21日 終値 |
「スポーツ」のおススメのコラムや更新情報をメールマガジンでお届けします。
(詳細はこちら)
経済や企業の最新ニュースのほか、大リーグやサッカーなどのスポーツニュースも満載 詳細ページへ