広報実施 | 担当部署 | 種別 | 種類 | 件名 | 発生場所 | 概要 | 海上保安庁 出動勢力 |
備考 |
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9月1日 | 三管清水 | 事故 | ─ | 行方不明 | 静岡県静岡市清水駒越海岸 | 1日午後4時頃静岡市消防本部清水支部から、波打ち際で遊んでいた高校生3名のうち2名が高波にさらわれ1名は自力で岸に戻ったが、1名が行方不明になっている旨の連絡が、清水海上保安部にあったことから、潜水士、巡視艇及び航空機により捜索を実施した。 | 巡視艇2 航空機1 |
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9月1日 | 七管唐津 | 事故 | 衝突 | 漁船と貨物船の衝突 | 壱岐島北東海域 | 9月1日午後3時50分頃、漁船から「壱岐島北東海域で外国籍貨物船と接触衝突した。」旨、唐津海上保安部壱岐分室へ電話連絡があった。衝突後に貨物船が航走を再開したため、福岡航空基地からヘリ「はまちどり」(MH756)が、唐津海上保安部から巡視艇「にじぐも」、巡視艇「おきかぜ」、対馬海上保安部から巡視艇「なつぐも」が発動した。へり「はまちどり」が貨物船を捕捉、貨物船は「なつぐも」、「にじぐも」に伴走警戒されながら唐津西港入港、現在事件概要を捜査中。 | 巡視艇 3 航空機1 |
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9月1日 | 七管門司 | 事故 | 衝突 | 漁船衝突転覆、相手船は逃走 | 山口県小野田市本山岬沖 | 9月1日午前6時20分頃、「転覆した漁船Aと救命胴衣を着用して漂流している漁船A船長を発見、船長を救助した。」旨、漁船B船長から第七管区海上保安本部へ118番通報があった。門司海上保安部から巡視艇「きよかぜ」、下関海上保安署から巡視艇「ひこかぜ」、宇部海上保安署から巡視艇「やまぎく」が、福岡航空基地からビーチクラフト機「うみかもめ」が発動した。漁船A船長は4時間海上を漂流した後、漁船B及び救急車を経て病院へ搬送された。右足首に裂傷を追っているものの生命に異常なし。 漁船Aは午前2時30分頃に船舶(詳細不明)と衝突、漁船Aは大破し2つに折れ、漁船A船長は衝突前に海に飛び込み、漁船Bに救助されたもの、衝突した相手船は逃走したため関係海上保安部署に照会し手配中。 |
巡視艇 3 航空機1 |
写真 |
9月2日 | 七管仙崎 | 事故 | ─ | 漁船船上で作業中に負傷 | 山口県大津郡日置町黄波戸港沖 | 9月2日午前11時頃、「山口県大津郡日置町黄波戸港沖にて、乗組員が作業中に誤って左手をロ−ラ−に挟まれ負傷している。救急車の手配を頼む。」旨漁船(5名乗組)乗組員から、消防本部を通じ仙崎海上保安部へ通報があった。漁船は、山口県大津郡日置町黄波戸港へ入港し、負傷者は救急車で病院へ搬送された。左手首の骨折及び裂傷により全治3ヶ月。 | 巡視艇 1 | |
9月2日 | 六管岩国 | − | − | 不発弾等発見、処理 | 山口県岩国市岩国飛行場滑走路移設工事現場 | 8月31日から9月2日にかけて、山口県岩国市岩国飛行場滑走路移設工事現場付近の海底から不発弾等爆発物らしきものが多数発見され、海上自衛隊呉地方総監部水中処分隊により廃棄処分されることとなった。 | − | |
9月3日 | 三本部 | 事故 | 転覆 | 転覆 | 神奈川県藤沢市鵠沼海岸沖 | 3日午後2時頃、当庁巡視船搭載の複合型ゴムボート(長さ6メートル、3名乗組み)が、海浜パトロール実施中磯波を受け転覆した。 なお、乗員3名は自力で海岸まで泳ぎ着き、怪我はなく、該ボートは海岸に引き揚げられた。 |
─ | |
9月3日 | 七管五島 | 事故 | ─ | 操業中の漁船内で負傷 | 長崎県五島市三井楽町所在五島柏崎灯台沖 | 9月2日午後9時頃、「長崎県五島市三井楽町所在五島柏崎灯台沖にて、漁船(13名乗組)船首甲板上で、漁具揚収作業中、巻き上げていたワイヤ−ロ−プがはねて乗組員Aの右半身を直撃。該人は、僚船により長崎県五島市福江港へ搬送、救急車へ引渡した。」旨漁協から、長崎海上保安部へ通報があった。該人は、右大腿部骨折、右手第2指挫傷で全治3ヶ月。 | 巡視艇 1 | |
9月3日 | 七管佐世保 | 事故 | 衝突 | 漁船同士の衝突 | 長崎県西彼杵郡大島町所在兜島灯台沖 | 9月3日午前11時頃、「航行中、長崎県西彼杵郡大島町所在兜島灯台沖にて、操業中の漁船B(1名乗組)と衝突した。」旨漁船A(1名乗組)船長から第七管区海上保安本部へ118番通報があった。佐世保海上保安部から巡視艇「むらかぜ」が出動。漁船B船長が負傷し、付近航行中のプレジャ−ボ−トにより長崎県西彼杵郡大島へ搬送、右足打撲。漁船A船長は、人命に異状なし。漁船Bは、漁船Aにより長崎県西彼杵郡大島町寺島漁港へ曳航。両船とも浸水、油の流出は認められない。 | 巡視艇 1 | |
9月4日 | 六管呉 | 事故 | 乗揚 | 貨物船乗揚事故 | 広島県豊田郡大崎上島町めばる崎付近海岸 | 9月4日午前2時半頃、広島県豊田郡大崎上島町めばる崎付近海岸に貨物船が乗揚げ、民家2軒に損害を与えた。原因は、船長の居眠りによるもの。住人1名が負傷、油の流出なし。 | 巡視艇1 | |
9月4日 | 七管佐世保 | ─ | ─ | 航空機による急患輸送 | 長崎県対馬市厳原町所在豆酘埼灯台沖 | 9月5日午前10時頃、「乗組員の1人が、意識朦朧として倒れている。救助願う。」旨漁船(19名乗組)乗組員から海上保安庁へ船舶電話で118番通報があった。海難救助訓練中であった福岡航空基地のヘリコプタ−(機動救難士同乗)が訓練を中止し発動。同日午前11時頃該船と会合、機動救難士が漁船へ降下、患者をヘリコプタ−で吊り上げ、機内に収容した。長崎空港まで搬送し救急車へ引渡した。緊急手術を実施し、命に別状なく、当分の間入院加療。 | 航空機 1 | |
9月4日 | 七管仙崎 | 事故 | 乗揚 | 練習船が乗揚 | 山口県長門市仙崎漁港内 | 9月4日午前9時頃、「山口県長門市仙崎漁港内にて、高校練習船(21名乗組)が浅瀬へ乗揚げた。」旨高校職員から仙崎海上保安部へ通報があった。仙崎海上保安部から、巡視艇「さざんか」が出動。練習船は、同日午前10時頃船主手配のタグボ−トにより離礁。乗組員に人命の異状なし。浸水、油の流出は認められない。 | 巡視艇 1 | |
9月4日 | 七管門司 | 事故 | 衝突 | プレジャ−ボ−トとタンカ−の衝突 | 福岡県遠賀郡岡垣町所在芦屋港防波堤灯台沖 | 9月4日午後3時頃、「錨泊して遊漁中、福岡県遠賀郡岡垣町所在芦屋港防波堤灯台沖にて、航行中のタンカ−(5名乗組)と衝突した。」旨プレジャ−ボ−ト(3名乗組)船長から第七管区海上保安本部へ118番通報があった。門司海上保安部から巡視艇「さとざくら」、若松海上保安部から巡視艇「やまざくら」が出動。プレジャ−ボ−ト乗組員の1人(救命胴衣着用)が海に投げ出されたが、プレジャ−ボ−ト乗組員により救助。その他両船乗組員に人命の異状なし。プレジャ−ボ−トの右舷後部に損傷が認められるものの自力航行可能。両船とも浸水、油の流出は認められない。 | 巡視艇 2 | |
9月5日 | 三管横須賀 | ─ | ─ | 漂流死体 | 神奈川県三浦市三崎港から西約2キロ | 5日午前6時頃遊漁船から人が浮いているとの118番通報が、第三管区海上保安本部にあったことから巡視艇により調査確認を実施、同日午前8時頃遺体を揚収し、三崎警察署で検視を実施した。 | 巡視艇1 | |
9月5日 | 三管下田 | 事故 | 衝突 | 衝突 | 東京都大島岡田港から北北東約16キロ | 4日午後10時頃貨物船(499トン)から、自動車運搬船(4375トン)と衝突した旨の通報が第三管区海上保安本部にあったことから、巡視船により調査確認を実施した。 なお、この事故による負傷者、浸水、油の流出はなかった。 |
巡視船1 | |
9月6日 | 六管広島 | 事故 | − | 船舶油流出事故 | 広島県広島市南区元宇品沖合 | 9月6日午後3時頃、広島県広島市南区元宇品沖合に浮流油があるとの通報を受け、現場に急行。調査の結果、曳・押船が燃料油を移送作業中にオーバーフローさせたことが判明した。海上に流出した油は、巡視艇、県関係者等により回収された。 | 巡視艇1 | |
9月6日 | 七管仙崎 | 事故 | ─ | 作業中の漁船船上で負傷 | 山口県大津郡日置町黄波戸港沖 | 9月6日午前10時頃、「山口県大津郡日置町黄波戸港沖にて、乗組員が作業中に誤って左目に高圧の水があたり負傷している。救急車の手配を頼む。」旨消防本部を通じ漁船(5名乗組)乗組員から、仙崎海上保安部へ通報があった。漁船は、山口県大津郡日置町黄波戸港へ入港し、負傷者は救急車で病院へ搬送、精密検査中。 | 巡視艇 1 | |
9月7日 | 六管松山 | 事故 | 人身 乗揚 |
乗揚死亡事故 | 愛媛県温泉郡中島町二神島沖合 | 9月7日午後3時頃、愛媛県温泉郡中島町二神島沖合において、台風18号の風浪等によりセメントタンカーが座礁。9月8日午前5時頃、座礁したセメントタンカーの船長が座礁海域付近で、遺体で収容された。 | 巡視船1 巡視艇1 航空機1 |
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9月7日 | 六管広島 | 事故 | 人身 転覆 |
外国船転覆死亡事故 | 広島県廿日市市木材岸壁 | 9月7日午後2時半頃、広島県廿日市市木材岸壁において、係留中のカンボジア籍貨物船(乗組員18名)が、台風18号に伴う風浪等により激しく岸壁に衝突、転覆した。乗組員3名(男性1名、女性2名)が行方不明となり後日、遺体で収容された。9月9日午後3時頃、貨物船船長を業務上過失致死の容疑で逮捕した。 | 巡視船3 巡視艇2 |
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9月7日 | 六管徳山 | 事故 | 人身 乗揚 |
外国船乗揚死亡事故 | 山口県下松市笠戸島東沖合 | 9月7日午前10時頃、山口県下松市笠戸島東海域において、インドネシア籍貨物船が、台風18号に伴う風浪等により座礁、船体が崩壊した。乗組員22名全員が行方不明となり、9月11日9時半現在、20名の乗組員と思われる遺体が収容された。六本部に海難対策本部、徳山海上保安部に現地対策本部が設置された。 | 巡視船5 巡視艇2 航空機3 |
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9月7日 | 七管佐伯 | 事故 | 衝突 | 貨物船同士の衝突 | 大分県佐伯市大入島沖 | 9月7日、「台風避難目的で、大分県佐伯市大入島沖に錨泊していたところ、同沖に錨泊していた貨物船A(4名乗組)と衝突した。」旨、貨物船B(6名乗組)乗組員から佐伯海上保安署へ通報があった。佐伯海上保安署から巡視艇「さちかぜ」が出動。台風の影響で、貨物船Aが走錨し貨物船Bに衝突したもの。両船とも人命の異状、浸水、油の流出は認められない。 | 巡視艇 1 | |
9月7日 | 十管鹿児島 | 事故 | 乗揚 | 巨大物件漂流情報 | 鹿児島港南港区北側の新川河口付近 | タグボート「HUA JI」は巨大曳航物(新造船船首部、長さ157メートル、約1万トン)を曳航し、9月1日中国舟山を出港、広島向け航行していたが台風18号の接近に伴い鹿児島湾内で漂泊し避泊中のところ、7日午前5時35分頃、暴風雨等のため曳航物が北西に流され、新川河口付近に乗揚げた。巡視船艇が現場監視にあたるとともに、サルベージ会社のタクボート数隻により、離礁作業を実施したところ、10日午後4時10分頃離礁した。 | 巡視船2 巡視艇2 |
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9月8日 | 三管横須賀 | − | − | 行方不明 | 神奈川県三浦市小網代沖 | 8日午後3時頃三浦市消防本部から、漁船船上にて作業をしていた男性が海中転落した可能性がある旨の通報が、第三管区海上保安本部にあったことから、横須賀海上保安部職員及び航空機により捜索を実施した。 なお、該人は9日午前7時頃捜索中の漁船により遺体となって発見され揚収された。 |
− | |
9月10日 | 七管唐津 | 事故 | 乗揚 | LPGタンカ−が乗揚 | 佐賀県東松浦郡呼子町加部島の海岸 | 9月10日午前0時頃「航行中、佐賀県東松浦郡呼子町加部島の海岸に乗り揚げた。」旨LPGタンカ−(5名乗組)乗組員から福岡海上保安部へ通報があった。唐津海上保安部から、巡視船「まつうら」、巡視艇「にじぐも」が出動。LPGタンカ−は船体の中央付近まで着底、船首部右舷2カ所に破口を確認した。13日午前8時に船主手配のサルベージ会社により離礁、人命の異状、油の流出もなく、安全確認及び船舶検査受験後、福岡湾内のLPG基地に回港させた。 | 巡視艇 2 |
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9月11日 | 三管下田 | − | − | 行方不明 | 神子元島から南東約300メートル | 11日午前10時頃、漁協からダイビング中のダイバー2名が行方不明になっている旨の通報が下田海上保安部にあったことから、巡視船艇及び航空機により捜索を実施した。 | 巡視船艇4 航空機2 |
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9月11日 | 三管千葉 | 事故 | 衝突 | 衝突 | 千葉県袖ヶ浦市沖合い海上 | 11日午前7時頃、ガス工場から液化天然ガス荷役の警戒に従事していた消防船(199トン)が、工場桟橋に衝突した旨の通報が千葉海上保安部にあったことから、巡視艇により調査を実施した。 なお、この事故による怪我人、浸水、油の流出はなかった。 |
巡視艇1 | |
9月11日 | 七管大分 | 事件 | − | 潜水器密漁事件で検挙 | 大分県速見郡日出町地先海域 | 9月9日午前10時頃「大分県速見郡日出町地先海域に潜水器密漁者らしき者がいる。」旨の118番通報が第七管区海上保安本部にあった。大分海上保安部から巡視艇「せきかぜ」職員を現場に派遣、監視していたところ、正午頃同海域において空気ボンベを背負い上陸してきた男を発見、また付近で漁獲物を入れる網に入ったサザエ・アワビ等約9キロを発見したことから、同時刻に同人を潜水器密漁の現行犯で逮捕した。翌日10日午前10時に同人を大分地方検察庁に送致した。 | 巡視艇 1 |
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9月12日 | 三管下田 | − | − | 行方不明 | 東京都伊豆大島野田浜海岸 | 12日午後1時頃、大島警察署からシュノーケリング中の男性1名が行方不明になっている旨の連絡が下田海上保安部にあったことから、巡視船及び航空機により捜索を実施した。 なお、該人は同日午後1時30分頃、航行中のプレジャーボートに救助され、巡視船により伊豆大島岡田港へ搬送された。 |
巡視船1 航空機1 |
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9月12日 | 七管三池 | 事故 | 推進器障害 | 小型船が推進器障害 | 長崎県島原市沖 | 9月12日午前6時30分頃「長崎県島原市沖で推進器が脱落して航行不能、救助して欲しい。」旨小型船船長から118番通報が第七管区海上保安本部にあった。三池海上保安部から巡視艇「すいれん」が出動、すいれんは乗船者を救助したうえ、同小型船を大牟田港向け曳航して救助を完了した。人命の異常、油の流出無し。 | 巡視艇 1 | |
9月13日 | 三管横須賀 | − | − | 身元不明死体揚収 | 神奈川県観音崎灯台から北東約3キロ | 13日午前6時頃、遊漁船から第三管区海上保安本部に遺体を発見した旨の118番通報があったことから、巡視艇が急行し遺体を揚収、横須賀海上保安部へ搬送した。 | 巡視艇1 | |
9月13日 | 七管三池 | 事故 | 推進器障害 | 漁船が推進器障害 | 福岡県大牟田市大牟田港灯台沖 | 9月13日午後2時頃「福岡県大牟田市大牟田港灯台沖で推進器にロ−プが絡み航行不能、救助して欲しい。」旨漁船(2名乗組)乗組員から第七管区海上保安本部へ118番通報があった。三池海上保安部から巡視艇「すいれん」乗組員が陸行により出動。乗組員2名は、干潮時であったため船底が海底に着底した状態で上陸し、人命に異状なし。漁船は、「すいれん」乗組員により、絡索したロ−プを切断除去し、同日午後7時頃僚船に曳航された。油の流出は認められない。 | 巡視艇 1 | |
9月13日 | 七管対馬 | 事件 | ─ | 油排出船の検挙 | 長崎県対馬市上対馬町沖 | 9月12日午後6時頃、福岡航空基地所属ヘリコプタ−が海中転落海難の捜索を終え基地帰投中、長さ約30kmの薄い油膜の帯及び付近を航行中の外国貨物船(14名乗組)を視認した。対馬海上保安部から巡視艇「やえぐも」が発動。同日午後、貨物船を長崎県対馬市美津島町三浦湾に回航させ、乗組員からの事情聴取、油水分離装置・配管等を調査し、貨物船が同日午後4時頃から約2時間、船底ビルジ(推定約200リットル)を排出しながら航行していたことが判明。13日午後3時30分、不法に油を排出した(過失による排出)疑いで貨物船乗組員1名を検挙、担保金100万円を告知した。油は、12日中に拡散消滅した。 | 巡視艇 1 航空機 1 |
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9月14日 | 三管千葉 | ─ | ─ | 密漁取締 | 千葉県船橋市三番瀬 | 11日、13日の両日千葉海上保安部ほか5機関合同、延べ約300名体制で非漁民によるアサリ密漁指導取締を行った結果、同保安部がアサリ約250kg(約8万円相当)を違法に採捕していた3名を漁業権を侵害した罪により検挙した。 | ─ | |
9月15日 | 七管佐世保 | 事故 | 衝突 | 漁船同士の衝突 | 長崎県西彼杵郡時津町時津港付近海域 | 9月15日午前9時頃、「長崎県西彼杵郡時津町時津港付近海域にて作業中、航行中の漁船B(1名乗組)と衝突した。」旨漁船A(2名乗組)船長から長崎市消防局を通じ佐世保海上保安部へ通報があった。佐世保海上保安部から巡視艇「ことざくら」が出動。漁船A乗組員が右膝挫減症。その他、両船の人命に異状なし。両船とも、船体に損傷があるものの航行に支障はなく浸水、油の流出は認められない。 | 巡視艇 1 | |
9月15日 | 七管大分 | 事故 | 衝突 | 漁船と貨物船の衝突 | 大分県西国東郡香々地町香々地灯台沖(周防灘航路) | 9月15日午後1時頃、「大分県西国東郡香々地町香々地灯台沖(周防灘航路)にて、航行中の貨物船(11名乗組)と漁船(1名乗組)が衝突、漁船船長は海中転落したため救助し、大分県西国東郡香々地町香々港へ搬送中。」旨僚船乗組員から第七管区海上保安本部へ118番通報があった。門司海上保安部から巡視艇「きよかぜ」、大分海上保安部から巡視艇「わかぐも」、巡視船「やまくに」乗組員が陸行、福岡航空基地からヘリコプタ−が出動した。漁船船長は、病院へ搬送されたが、同日午後4時頃死亡(死因は溺死)が確認された。16日午前11時30分、事故発生当時、船橋で当直をしていた乗組員1名を業務上過失往来危険及び業務上過失致死の容疑で通常逮捕した。 | 巡視船艇 3 航空機 1 |
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9月17日 | 三管下田 | 事故 | 人身事故 | 人身事故 | 静岡県下田市須崎字西福浦 | 17日午前9時頃、防波堤で釣りをしていた人が海に落ちた旨の118番通報が、第三管区海上保安本部にあったことから、下田海上保安部所属巡視船の搭載艇を現場に急行させた。 なお、該人は、同日午前10時頃付近にいた作業員等に引き揚げられた後病院に収容され、命に別状はなかった。 |
警備救難艇 1 | |
9月17日 | 七管三池 | ─ | ─ | 漂流死体発見 | 長崎県島原市島原新港沖 | 9月17日午後6時頃、「長崎県島原市島原新港沖にて、漂流死体を発見した。」旨付近で操業中の漁船から漁協を通じ、三池海上保安部へ通報があった。三池海上保安部から巡視艇「いけかぜ」が出動。同日午後7時頃、漂流死体を巡視艇「いけかぜ」が発見し収容した。検視の結果、溺死と判明。また、身元についても、確認された。 | 巡視艇 1 | |
9月17日 | 七管福岡 | ─ | ─ | 爆発物発見 | 福岡市西区玄界島玄界港第六号防波堤南灯台沖 | 9月17日午前11時頃、「福岡市西区玄界島玄界港第六号防波堤南灯台沖にて、港湾工事に伴う潜水作業中、爆発物らしき物1個発見した。」旨工事受注会社から福岡海上保安部へ通報があった。福岡海上保安部から巡視艇「とびうめ」が出動。現場付近の立入を制限し、海上自衛隊に処分依頼し、同隊により爆発物らしきもの1個を回収。爆発物らしき物は、旧日本軍の爆発性物体と思われ、爆発の恐れはなく後日処理予定です。 | 巡視艇 1 | |
9月18日 | 七管平戸 | 事故 | 衝突 | 漁船と海上タクシ−の衝突 | 長崎県平戸市平戸港灯台沖 | 9月18日正午頃、「長崎県平戸市平戸港灯台沖にて、操業中の漁船(1名乗組)と航行中の海上タクシ−(13名乗組)が衝突した。」旨陸上からの目撃者から第七管区海上保安本部へ118番通報があった。平戸海上保安署から巡視艇「かいどう」が出動。両船の人命に異状なし。漁船は、船首部が脱落し航行不能となったため、海上タクシ−が長崎県平戸市白浜港へ曳航した。両船とも油の流出は認められない。 | 巡視艇 1 | |
9月21日 | 六管広島 | 事件 | − | 船内窃盗容疑者逮捕 | 大阪から門司に向け航行中の旅客船船内 | 9月21日午前0時頃、大阪から門司に向け航行中の旅客船船内において、現金等を窃取したとして、容疑者男性1名を巡視艇にて広島海上保安部に任意同行。同日午後6時半頃、窃盗容疑で逮捕した。 | 巡視艇 1 | |
9月22日 | 六管松山 | 事故 | 乗揚 | 貨物船乗揚海難事故 | 愛媛県温泉郡怒和島西岸付近 | 9月22日午前1時半頃、愛媛県温泉郡怒和島西岸付近において、外国籍貨物船が乗揚げた。同日午後2時半頃、離礁した。人命、油の流出等異常なし。 | 巡視艇 1 | |
9月22日 | 七管仙崎 | 事件 | ─ | 山口県漁業調整規則(禁止区域操業)違反 | 山口県萩市見島北灯台沖 | 9月22日午前3時頃、山口県萩市見島沖をしょう戒中の巡視船「かつら」が、禁止区域で操業中の小型イカ釣り漁船計2隻を現認し、山口県漁業調整規則(禁止区域操業)違反で検挙した。 | 巡視船 1 | |
9月22日 | 七管門司 | 事故 | 衝突 | 作業船と漁船の衝突 | 福岡県京都郡苅田町所在神ノ島沖 | 9月22日午前9時頃、「福岡県京都郡苅田町所在神ノ島沖にて航行中、操業中の漁船(1名乗組)と衝突した。」旨作業船(6名乗組)乗組員から第七管区海上保安本部へ118番通報があった。門司海上保安部苅田分室から巡視艇「みやぎく」が出動。作業船は、船底外板擦過傷及び左舷ビルジキ−ル脱落、舵軸曲損等を生じ、自力にて苅田港へ入港。漁船は、中央船側外板及び甲板破損、機関室等浸水し、僚船により造船所へ曳航上架された。両船の人命に異状はなく、油の流出は認められない。 | 巡視艇 1 | |
9月23日 | 七管下関 | 事件 | ─ | 国際航海船舶及び国際港湾施設の保安の確保等に関する法律違反 | 関門地区 | 9月23日下関海上保安署は、活魚運搬船C(9月21日午後1時頃A国B港を出港、22日午前5時頃下関港へ入港)が、法定の除外事由がないのに、本邦以外の港から本邦の港に入港する際に、あらかじめ、同船の船舶保安情報を海上保安官署に通報しなかったため、同船船長を国際航海船舶及び国際港湾施設の保安の確保等に関する法律違反で検挙した。本件は、同法律施行後第七管区海上保安本部内で初の検挙となった。 | ─ | |
9月24日 | 六管宇和島 | 事件 | − | 外国籍貨物船乗揚死亡事故船長送致 | − | 8月30日、愛媛県南宇和郡内海村由良岬先端付近において発生した外国籍貨物船乗揚死亡事故で、9月24日、同船船長を業務上過失致死等の容疑で送致した。 | − | |
9月24日 | 六管尾道 | 事故 | 衝突 | 砂利運搬船衝突転覆事故 | 広島県尾道市向東町肥浜の尾道水道沖合 | 9月24日午後2時頃、広島県尾道市向東町肥浜の尾道水道沖合において、航行中の砂利運搬船が船尾付近で衝撃を受け浸水、付近浅瀬にかく座させたが、転覆した。乗組員に怪我等の異常なし。9月26日、当庁潜水士が付近海域を潜水調査したところ、船舶の錨(航路障害物)を発見した。現在、錨の所有者を調査中である。 | 巡視艇 2 | |
9月25日 | 七管下関 | 事故 | 乗揚 | 漁船が乗揚 | 山口県下関市所在造船所船台スロ−プ海中部分 | 9月25日午前1時30分頃、「山口県下関市所在造船所船台スロ−プ海中部分に、漁船(10名乗組)が乗揚げている。」旨造船所から第七管区海上保安本部へ118番通報があった。門司海上保安部から巡視艇「さとざくら」、下関海上保安署から巡視艇「おさかぜ」が出動。同日午前2時頃、漁船は僚船により引き降ろされた。自力にて下関市下関漁港へ入港。乗揚時、重油が海上へ流出したが、自然拡散、消滅した。人命の異状、浸水は認められない。 | 巡視艇 2 | |
9月25日 | 七管対馬 | 事故 | 火災 | 貨物船が火災 | 長崎県対馬市豊玉町所在棹埼灯台沖 | 9月25日午前7時頃、「長崎県対馬市豊玉町所在棹埼灯台沖を航行中、船倉から出火した。救助願う。」旨貨物船(19名乗組)乗組員から国際VHFにて北九州統制通信事務所へ通報があった。福岡海上保安部から巡視船「はかた」、対馬海上保安部から巡視艇「むらくも」「あさぐも」「やえぐも」、比田勝海上保安署から巡視艇「あきぐも」が出動。巡視船艇による消火作業の結果、9月26日午前0時30分頃完全鎮火し、同日午前3時頃航行開始した。人命の異状、浸水、油の流出は認められない。 | 巡視船艇 5 航空機 1 |
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9月25日 | 七管対馬 | 事故 | 漂流船 | 漂流船情報 | 長崎県対馬市厳原町所在豆酘埼灯台沖 | 9月25日午後2時頃、「長崎県対馬市厳原町所在豆酘埼灯台沖にて、操縦不能で漂流中のヨット(4名乗組)を発見し曳航中。」旨、航行中の外国貨物船乗組員から国際VHFにて北九州統制通信事務所へ通報があった。対馬海上保安部から巡視艇「むらくも」が出動。外国貨物船から曳航を引継ぎ、同日午後9時頃豆酘漁港へ入港した。人命の異状、浸水、油の流出は認められない。 | 巡視艇 1 | |
9月26日 | 六管新居浜 | 事故 | 転覆 | 遊漁船転覆事故 | 愛媛県新居浜市沢津沖防波堤西灯台沖合 | 9月26日午前11時頃、愛媛県新居浜市沢津沖防波堤西灯台沖合において、遊漁中の小型船舶がバランスを崩し転覆、2名が海に投げ出された。2名は、転覆船につかまり救助を待ち発見され、地元漁船に救助された。転落者2名に怪我等はなし。 | 巡視艇 1 | |
9月27日 | 三管東京 | 事件 | ─ | 無登録遊漁船違反被疑事件 | 東京都江戸川区 | 25日午後零時頃東京海上保安部は、無登録で自己所有の船舶に乗客3名を乗船させ、東京都地先海面で遊魚させた船長(35歳男性)1名を、遊漁船業の適正化に関する法律違反容疑で現行犯逮捕し、27日同人を東京地方検察庁に身柄付送致した。 | ─ | |
9月28日 | 三管下田 | ─ | ─ | 遺体揚収 | 神子元島 | 28日午後3時頃ダイバーから、ダイビングエリアの水深30メートル付近海底でウェットスーツにボンベを装着している遺体を発見した旨の通報が、下田海上保安部にあったことから、特殊救難隊が捜索を実施、同日午後6時頃遺体を揚収した。 なお、該遺体は9月11日に同所でダイビング中行方不明になっていた男性と判明した。 |
航空機 1 | |
9月28日 | 七管比田勝 | 事件 | ─ | 指定漁業の許可及び取締り等に関する省令(操業制限)違反 | 長崎県対馬市上対馬町所在三ツ島灯台沖 | 9月28日午前9時頃、長崎県対馬西方をしょう戒中の比田勝海上保安署巡視艇「あきぐも」が、禁止区域で操業中の沖合底引き網漁船計2隻を現認し、指定漁業の許可及び取締り等に関する省令(操業制限)違反で検挙した。 | 巡視艇 1 | |
9月29日 | 六管高松 | 事故 | − | 強風によりフェリーが防波堤に圧着 | 香川県高松市高松港北浜防波堤 | 9月29日午後6時頃、香川県高松市高松港北浜防波堤において、台風21号接近による強風の影響でフェリーが圧着され動けなくなった。保安部及び地元消防により、旅客、乗員を救助、タグボートを使用してフェリーも離岸させた。人命、油の流出等異常なし。 | − | |
9月29日 | 六管宇和島 | − | − | アメリカ、ジョンストン島からブイが漂流 | 愛媛県北宇和郡津島町沖合 | 9月12日、愛媛県北宇和郡津島町沖合を漂流しているブイ(浮標)があるとの通報を受け調査、回収した。調査した結果、米国沿岸警備隊の所有物であることが分かった。このブイは、米国ジョンストン島から鉄鎖の破断により流失したものと推定され、直線で約4,500キロ離れた宇和海に約1年かけて、到ったものと思われる。 | − | |
9月29日 | 七管福岡 | 事故 | 衝突 | 漁船から油流出 | 福岡県福岡市中央区博多港西公園下防波堤灯台沖 | 9月29日10時30分頃、「福岡市中央区博多漁港西公園下防波堤灯台沖の博多漁港長浜船溜で、係留中の漁船が風浪で岸壁に激しく打ちつけられている」と、通行人から第七管区海上保安本部に118番通報があった。台風警戒にあたっていた、福岡海上保安部巡視艇「こちかぜ」が現場へ向ったところ油の流出を確認した。福岡海上保安部から巡視艇「とびうめ」が出動し、調査したところ、漁船は、風浪により船体が岸壁に接触して、漁船の右舷側燃料タンク部分が損傷し、燃料油が流出したもので、乗組員により右舷タンク内燃料油を、漁船の左舷タンクに移送したところ油の流出が停止、併せて、関係機関により油吸着マット等による油の拡散防除作業を実施し、午後3時30分頃終了した。 | 巡視艇 2 | |
9月29日 | 七管門司 | 事故 | 漂流船 | 漁船行方不明 | 山口県豊浦郡豊北町角島南西通瀬埼先端付近 | 9月29日午前9時30分頃、「山口県豊浦郡豊北町角島南西通瀬埼先端付近で操業していた漁船が帰港しない」旨、角島漁業共同組合から第七管区海上保安本部へ通報があった。門司海上保安部から巡視船「くにさき」「きくち」巡視艇「はたかぜ」福岡海上保安部から巡視船「ちくぜん」長崎海上保安部から巡視船「でじま」が出動、30日同船は、福岡県遠賀郡芦屋町山鹿夏井ヶ浜海岸に漂着しているのを発見され、船長は10月3日午前9時45分に遠賀郡芦屋町の沖合で遺体で漂流しているのを航行中のセメントタンカーに発見された。 | 巡視船 3 巡視艇 4 航空機 2 |
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9月30日 | 六管呉 | 事故 | 乗揚 | 自動車運搬船の乗揚げ事故 | 広島県安芸郡倉橋町倉橋島沖合 | 9月30日午前5時半頃、広島県安芸郡倉橋町倉橋島沖合の浅瀬に自動車運搬船が乗揚げた。同日午前10時半頃、サルベージにより離礁した。人命、油の流出等異常なし。 | 巡視艇 1 |