全国各地で発生した海の事件・事故(11月分)

広報実施 担当部署 種別 種類 件名 発生場所 概要 海上保安庁
出動勢力
備考
11月30日 一管小樽

「国際船舶・港湾保安法」及び「船舶油濁損害賠償保障法」違反で検挙 小樽港内 小樽海上保安部では、11月30日小樽港に入港したロシア籍貨物船2隻に対して立入検査等を実施したところ、「国際航海船舶及び国際港湾施設の保安の確保等に関する法律」で定められた船舶保安情報の通報を行わず、「船舶油濁損害賠償保障法」で定められた保障契約情報の通報及び保障契約証明書に相当する書面を備え置かずに入港した疑いが判明。両船の着岸を待って詳細に事情を聴取したところ、当該違反が明らかとなったため、上記2法違反として検挙、関係者からの事情聴取等任意捜査を実施中。
11月30日 五管堺

浸水船 大阪港堺泉北区第6海域内 11月30日午前9時頃、錨泊中のケミカルタンカー(積荷なし)乗組員が機関室に浸水があるのを発見、運航者を通じ当庁へ通報がなされた。堺海上保安署から巡視艇しぎかぜ、大阪海上保安監部から巡視船こんごう、巡視艇こまかぜ、みおかぜ、よどぎく、神戸海上保安部から巡視艇しらぎく、岸和田海上保安署から巡視艇あやめが出動。浸水量は少量であり、該船自らの排水ポンプで排水を実施。その後手配業者の船底調査により機関室の船底外板に腐食により開いたと思われる小穴を発見、応急措置により浸水は止まった。人命に異常なし。 巡視船1
巡視艇6

11月30日 三管横浜

油タンカー・曳船衝突沈没 神奈川県川崎市所在川崎航路入口付近 30日午後7時17分頃、川崎航路入口付近において、油タンカーと曳船が衝突した旨の118番通報が付近航行船舶船長から第三管区海上保安本部にあった。横浜海上保安部所属艇を現場に急行させ調査を実施したところ、油タンカー(749トン)と曳船(19トン)が曳航していた艀(はしけ、長さ40メートル)が衝突し、艀が沈没したものであり、艀の男性乗員2名が負傷し、1名が頭部打撲及び頸部捻挫、1名が頚部捻挫を負い病院へ搬送された。 巡視艇2
11月29日 二本部 事故 負傷 負傷者発生情報 太平洋  11月29日午前5時50分頃、宮城県金華山灯台の東約1600km付近海上において、マグロ はえ縄漁船乗船中のインドネシア研修生が波を受け飛ばされ、頭 部及び肩部を負傷したとの情報があった。
 名古屋海上保安部巡視船みずほが現場向け急行、南鳥島待機中の飛行機ブルーイレブンと連携し12月2日午後0時25分羽田航空基地に対しさせていた救急車に患者を引渡した。
巡視船1隻
航空機2機

11月29日 五管神戸

船内窃盗 香川県坂出市沖を神戸向け航行中のフェリー船内 11月29日午前0時45分頃、乗客として乗っていた21歳の男がフェリー船内の婦人浴室の脱衣所に入り込み、浴室内を覗き見るとともに脱衣所内に置かれた女性の下着2枚を窃取した。被害者の申告で乗組員等で船内を調査していたところ、被疑者が名乗り出たことから身柄を確保し、同日午前2時35分、フェリー船長から神戸海上保安部に通報があったもの。神戸港に入港したフェリー内にて任意同行を求め、同日午後4時50分、通常逮捕した。

11月29日 三管横須賀

クレーン台船から燃料油流出 神奈川県横須賀市田浦港町無番地地先岸壁 29日午後零時45分頃、クレーン台船(153トン)船長から横須賀海上保安部に、給油船から燃料搭載中に台船乗組員のバルブ操作ミスにより燃料油(A重油)が台船燃料タンクから溢れ出て海面に流出した旨の通報があった。巡視艇及び陸上班を現場に急行させ、調査及びオイルフェンス展張等の流出油防除措置を行った。海上流出油は推定約2.5キロリットルであるが、概ね回収した。 巡視艇3

11月29日 三管千葉

外国籍貨物船で負傷者発生 千葉県千葉市沖 29日午後9時20分頃、千葉港沖に錨泊中の中国籍貨物船乗組員から千葉港東洋信号所を通じて千葉海上保安部へ、中国人乗組員1名(男性)が午後8時45分頃にシャワールームで転倒し左足を負傷した旨の救助要請があった。巡視艇及び航空機(特殊救難隊同乗)を現場に派遣し、負傷者を吊り上げ救助した。人命異常なし。 巡視艇1
航空機1

11月28日 一管小樽

漁船転覆事故について 厚田川河口沖合付近海上 11月28日午前7時10分頃、石狩湾漁業協同組合から小樽海上保安部に対し、午前6時40分頃、僚船が厚田川河口沖合付近海上で浅瀬に乗揚げ転覆している漁船(4トン、1名乗組み)を発見、同船船長(77歳男性)が船尾付近に浮かんでおり、救助のうえ石狩市消防署救急車に引き継ぎ、札幌市東徳洲会病院へ搬送された旨の通報があった。同船船長は午前9時25分、医師により死亡が確認された。事故原因について調査中。
11月27日 一管釧路

久寿里橋からの転落者について 釧路港内 11月27日午前2時15分頃、釧路市消防本部から釧路海上保安部に対し、午前2時過ぎ頃、旧釧路川に架かる久寿里橋から人1名が落水、行方不明となっている旨の通報があった。釧路海上保安部では、巡視艇「あさかぜ」及び巡視船「えりも」所属潜水士を出動させ捜索を実施。また、午前7時50分から午前9時までの間、ヘリコプターによる上空からの捜索も実施するも不明者発見に至る有力な手掛かりは得られず、午後3時15分をもって専従の捜索を打ち切り、以後通常のパトロールにあわせ捜索を行うこととした。 巡視艇1隻
えりも潜水士
MH564

11月27日 五管高知

海浜事故 高知県室戸市所在新村漁港北西約1キロメートル沖の磯場 11月27日午後0時頃、手漕ぎボートで磯場に渡り釣りをしていた男性5名が釣りを終え戻ろうとした際、波が高くなり磯場に孤立した。高知海上保安部から巡視船とさ、関西空港海上保安航空基地からヘリコプター1機が出動。全員を救助した。 巡視船1
ヘリ1

11月26日 五管田辺

海中転落 和歌山県潮岬南西約35キロメートル 11月26日午後8時20分頃、鹿児島県喜入港向け航行中のタンカーから乗組員1名が行方不明となった旨の無線通報が第五管区海上保安本部にあった。状況から海中転落したものとみて田辺海上保安部から巡視船みなべ、小松島海上保安部から巡視船びざん、関西空港海上保安航空基地から航空機が出動し捜索にあたった。27日現在まで発見に至らず。 巡視船2
航空機1

11月26日 三管銚子

防波堤で釣り人が負傷 千葉県銚子市黒生町地先銚子漁港内防波堤 26日午前7時頃、内防波堤に友人と釣りに来ていた男性1名が海中に転落し、友人に助け上げられたが、左肩を負傷し動けない旨の救助要請が、負傷者の友人から銚子海上保安部にあった。係官を現場に派遣し、航空機による吊り上げ救助を実施した。人命異常なし。 航空機1
11月25日 三管横須賀

砲弾らしき物発見 神奈川県三浦市三崎町諸磯湾内 25日午後2時40分頃、神奈川県東部漁港事務所から横須賀海上保安部に、諸磯湾を浚渫工事に伴う磁気探査中の潜水士が、水深3.5mの海底で砲弾らしき物多数がヘドロに埋没しているのを発見した旨の連絡があった。巡視船を派遣し警戒及び調査を実施。26日海上自衛隊横須賀水中処分隊が調査及び撤去を実施した。撤去物は旧日本軍等の爆弾3発、砲弾195発、小銃弾約200発であった。同湾では14日及び18日にも砲弾等が発見され、いずれも撤去を行っている。 巡視船1
11月23日 五本部

急患搬送(洋上救急) 高知県足摺岬の南約145キロメートル海上 11月23日午前11時頃、香港から東京向け航行中のコンテナ船内で男性乗組員1名が作業中に誤って3メートル下の甲板上に転落し負傷したとして海上保安庁へ救助要請があった。関西空港海上保安航空基地から機動救難士2名搭乗のヘリコプターが途中医師を同乗させて現場へ向った。同日午後3時40分、高知市の南約54キロメートルでコースを変更し北上していたコンテナ船と会合、患者を機動救難士により吊上げた。患者は意識不明の状態で機内にて医師の救急処置を施しつつ高知市内病院のヘリポートへ搬送した。 ヘリ1
機動救難士2

11月23日 三管本部

行方不明者捜索 東京都竹芝桟橋から伊豆諸島に至る海域 23日午前11時5分頃、東京〜伊豆諸島を航路とする客船から第三管区海上保安本部に、乗客の男性1名が行方不明となった旨の通報があった。巡視船艇及び航空機により捜索を実施。 巡視船2
巡視艇4
航空機1

11月22日〜23日 一管稚内 〜11月23日
3名乗りイカ釣り漁船が転覆 ノシャップ岬から北東約5キロメートル付近海上 11月22日午前5時30分頃、稚内港に入港した漁船から海上保安庁(東京)に対し、同日午前3時頃を最後に僚船であるイカ釣り漁船(19トン、3名乗組み)と連絡が取れない旨通報があった。通報船によると、船舶電話・携帯電話・無線での呼びかけにも全く反応がないとのことであり、海難の可能性が高いことから、稚内海上保安部では巡視船「れぶん」、千歳航空基地ではビーチクラフトMA868(愛称:えとぴりか)を出動させ付近海域の捜索を実施したところ、午前9時58分、MA868がノシャップ岬から北東約5キロメートル付近海上において転覆している船舶を発見。引き続き付近海域を捜索するとともに、転覆船が不明のイカ釣り漁船とみて船体等の調査を実施。悪天候のため、翌23日午前6時30分頃から作業を再開し、同日午前7時30分、第三管区海上保安本部羽田特殊救難隊員が転覆船の左舷船首及び船尾に記載の船名から転覆船と不明の船が同一であることを確認。引き続き船内検索を行い、午前8時6分〜23分までの間に船橋内から2名の遺体を揚収し、家族により船長(58歳男性)と甲板員(53歳男性)と確認された。また、午前8時25分、同船後部船員室にて1名を発見、揚収容困難のため同船を稚内港に曳航後収容することとし、午前11時38分、船内から揚収、家族により甲板員(58歳男性)と確認された。 巡視船3隻
巡視艇1隻
LA782
MA868
MH564
機動救難士
えりも潜水士
特殊救難隊

11月22日 二管気仙沼 事故 衝突 漁船衝突情報 宮城県唐桑町  11月22日午前9時08分頃、宮城県唐桑町御崎港沖200メートル付近海上において、漁船同士が衝突したとの情報があった。
 衝突により、乗組員1名が船に挟まれ負傷したことから、気仙沼市内の病院に搬送、診断の結果、肋骨3本、左鎖骨及び左肩甲骨を折る重傷を負っていることが判明した。


11月22日 六管坂出 事故 衝突 漁船と貨物船が接触 香川県坂出市小瀬居島灯台沖合 11月22日午前2時半頃、香川県坂出市小瀬居島灯台沖合において、貨物船と漁船が接触、漁船が現場から逃走した。保安署において、逃走した漁船を捜索発見し、同船船長から事情聴取したところ、接触の事実を認めた。現在詳細について調査中である。人命の異常、油の流出等なし。 巡視艇3隻
11月22日 六管水島 事故 乗揚 曳船乗揚事故 岡山県倉敷市高梁川河口付近 11月22日午前5時半頃、岡山県倉敷市高梁川河口付近で、台船を曳航中の曳船が乗揚げた。同日午後1時頃、引き下ろし作業により離礁、人命の異常、油の流出なし。 巡視船1隻
11月22日 六管徳山 事故 人身 周防灘で漁船転覆人身死亡事故 山口県防府市佐波島南南東沖合 11月22日午前1時頃、操業中の漁船から仲間の漁船に午後9時以降連絡が取れないとの118番通報を受け、捜索を開始、同日午前3時頃、山口県防府市佐波島南南東沖合において、転覆漂流している漁船を発見した。乗組員2名の捜索、救助を開始したが、午前6時頃、当庁潜水士が2名の遺体を発見、収容した。漁船船体を調査したところ、損傷部があることから、衝突された可能性があるとして、捜査を実施中である。 巡視船1隻
巡視艇3隻
航空機1機

11月21日 六管広島 事件 潜水密漁者を逮捕 広島県呉市倉橋町尾立沖合 9月17日午後11時半頃、広島県呉市倉橋町尾立沖合において、潜水器具を使用して、潜水器漁業を営んだとして、11月21日午後3時半頃、男性1名を広島県漁業調整規則違反で通常逮捕した。
11月21日 六管水島 事件 違法操業者逮捕 岡山県倉敷市下津井沖合 11月13日午前0時半頃、岡山県倉敷市下津井沖合において、無許可で小型船底引き網業を営んだとして、11月21日午後12時頃、男性1名を漁業法違反で通常逮捕した。
11月20日 二本部 事故 病気 パナマ船籍コンテナ船乗組員急患輸送 太平洋  11月20日午前4時12分頃、宮城県金華山灯台の東約540キロメートル付近海上を航行中のコンテナ船乗組員が右腹部に痛みを訴えたことから当庁に対し救助を要請した。
 八戸海上保安部巡視船あぶくまを現場向け急行させるとともに、海上自衛隊第2航空群に対し出動を要請、午前10 時5分、海上自衛隊第 2航空群所属の救難ヘリコプターにより揚収され、救急車に引渡された。
巡視船1隻
11月20日 三管横須賀

海中転落情報 神奈川県横須賀市久里浜港から千葉県金谷港を結ぶ海域 20日午後4時15分頃、東京湾を航海するフェリーからVHF無線にて第三管区海上保安本部に、航海中に乗客1名が海に落ちた可能性がある旨の通報があった。フェリー乗員による船内捜索の結果、遺留品と思われるバッグとコート類が残されていた。巡視艇及び航空機により捜索を実施。22日午後2時頃、三浦市沖合の定置網に引っ掛かっている状態の遺体を発見したと漁業関係者から通報があり、出動した巡視艇が揚収。遺族により身元が確認された。 巡視艇3
航空機1

11月19日 一管根室

海中転落事故情報について 納沙布岬南約42キロメートルの海上 11月19日午後0時20分頃、根室漁業協同組合所属の刺網漁船から根室海上保安部に対し、納沙布岬南約42キロメートルの海上において、僚船である刺網漁船(14トン、5名乗組み)の乗組員1名(39歳男性)が海中転落したとの電話連絡があった。根室海上保安部では、巡視船「さろま」、「かりば」の2隻を救助に向かわせたほか、釧路海上保安部所属巡視船「えりも」、釧路航空基地所属ヘリコプターMH561(愛称:たんちょう2号、えりも潜水士同乗)が救助に向かった。また、付近海域では、北海道取締船北王丸及び僚船15隻が捜索を実施。該船は19日午前1時50分頃歯舞港を出港、転落時は漁場移動中であり、転落者は救命胴衣は着用していなかった模様。20日夕刻に至るまでの間、捜索を継続するも行方不明者発見に至る有力な手掛かりは得られず、専従捜索を打ち切り、以後通常のパトロールに合わせ捜索活動を行うこととした。 巡視船4隻
MA868
MH561

11月18日 六管尾道 事故 浸水 曳船浸水事故 愛媛県越智郡上島町弓削瀬戸東側入口付近海域 11月18日午前1時半頃、愛媛県越智郡上島町弓削瀬戸東側入口付近の海域において、航行中の曳船が浸水に気づき、118番通報で救助を要請した。現場に急行した巡視艇により曳航救助された。人命の異常、油の流出等なし。 巡視艇1隻
11月18日 三管横須賀

砲弾らしき物発見 神奈川県三浦市三崎町諸磯湾内 18日午前9時25分頃、神奈川県東部漁港事務所から横須賀海上保安部に諸磯湾を浚渫工事に伴う磁気探査中の潜水士が、水深3.5mの海底で砲弾らしき物及び小銃弾らしき物多数がヘドロに埋没しているのを発見した旨の連絡があった。巡視艇を派遣し警戒及び調査を実施。21日海上自衛隊横須賀水中処分隊が調査及び撤去を実施した。撤去物は旧日本軍の爆弾1発、砲弾96発、小銃弾50発であった。同湾では14日にも砲弾等が発見・撤去されている。 巡視艇1
11月17日 一管釧路
根室


入港遅延船情報 釧路埼の南東約100キロメートル海上 11月17日午前9時50分頃、根室漁業協同組合から根室海上保安部に対し、同漁協所属たらはえ縄漁船(19トン、10名乗組み)が同日午前8時の入港予定時間になっても帰港していないとの通報があった。釧路海上保安部では直ちに巡視船「そうや」を、釧路航空基地ではヘリコプターMH561(愛称:たんちょう2号)を、千歳航空基地ではYS-11型航空機LA782(愛称:おじろ)を出動させ、付近海域の捜索を行ったところ、午前10時50分頃、MH561が釧路埼の南東約100キロメートル海上を南西向け航行中の同船を発見。船体及び乗組員の状況を確認したところ、同船乗組員から船橋で操船にあたっていた船長兼漁労長(37歳男性)が行方不明になっていることが判明。更に事情を聴取したところ、16日午後9時頃、船橋内にいる船長を見たが、それ以降については確認されていないとのことである。また、根室漁協からの情報によると、同船は15日午後4時30分頃にロシア200海里水域にてたらはえ縄漁を行うため花咲港を出港し、16日午後7時頃操業を終え花咲港向け帰途につき、帰港途中の16日午後9時頃に家族と連絡をとったことが判明した。よって、16日午後9時の同船位置から発見時に至るまでの海域にて海中転落した可能性があることから、引き続き、巡視船艇・航空機により捜索を実施。18日午後零時10分頃、色丹島の南約37キロメートル付近海域にて捜索中の僚船が、不明となっている船長兼漁労長と思われる遺体を発見、「そうや」が収容した。 巡視船2隻
LA782
MA868
MH561
MH565

11月16日 五管神戸

浸水 兵庫県明石市藤江の沖合約5キロメートル 11月16日午後1時頃、118番により浸水したプレジャーボートの救助要請があった。神戸海上保安部から巡視艇はるなみ、あわぎり、しらぎくが出動した。同ボートには男性2名、女性2名の計3名が乗船していたが、駆けつけた巡視艇に全員救助された。ケガ人なく油の流出もなし。 巡視艇3
11月16日 五管大阪

電波誤発射 大阪市港区 11月16日、大阪海上保安監部が管理する大阪港船舶通航信号所の無線設備を業者により調整中、午後2時5分頃から午後3時2分までの間、船間・船陸間の呼出応答周波数である国際VHFチャンネル16の電波を誤って発射した。この電波の誤発射による事故等被害はなかった。

11月15日 一管稚内

漁業系残さ(帆立耳ひも等)不法投棄の加工場を検挙 利尻富士町鴛泊富士岬地先海岸 稚内海上保安部では、利尻富士町鴛泊富士岬地先海岸に帆立貝ひも等を投棄していた水産会社を廃棄物の処理及び清掃に関する法律違反で検挙した。同社は会社の業務に関して、同社工場内で発生した帆立貝ひも等を10月24日午後4時38分頃から午後5時頃までの間、11月1日午前7時46分頃から午前8時11分頃までの間の2回にわたり、合計641グラムを側溝を利用して地先海面にみだりに投棄したもの。
※罪名罰条
 廃棄物の処理及び清掃に関する法律違反
 同法津第16条
 同法第25条第1項第14号(5年以下の懲役若しくは千万円以下の罰金、併科あり)

11月15日 二本部 - - 津波注意報に伴う被害状況について
 11月15日午前6時39分頃、三陸沖を震源とする地震が発生し、同日午前6時47分、東北の太平洋側などに津波注意報が発令され、巡視船艇18隻、航空機4機により被害状況調査を実施したが被害を認めなかった。 巡視船艇18隻
航空機4機

11月14日 三管横須賀

不発弾撤去 神奈川県三浦市三崎町諸磯湾 14日午前10時頃、浚渫工事業者から横須賀海上保安部へ、諸磯湾で浚渫工事に伴う磁気探査中、砲弾らしきもの21個を発見した旨の連絡があった。不発弾は旧日本軍の砲弾20発、小型爆弾1発であり、海上自衛隊横須賀水中処分隊により撤去された。

11月14日 三管本部

鍍金工場等を水質汚濁防止法違反で送致 神奈川県横浜市神奈川区 横浜海上保安部では、本年4月から捜査中であった横浜市所在の鍍金工場にかかる排出基準(水素イオン濃度等)を超えた汚水排出事件について、14日同社及び同社社員3名を水質汚濁防止法違反容疑で横浜地方検察庁に書類送致した。

11月14日 一管広尾

厚内漁港沖ししゃも漁船転覆事故について 厚内漁港港口付近 11月14日午前8時頃、大津漁業協同組合から広尾海上保安署に対し、同日午前5時20分頃、浦幌町字厚内漁港港口付近において、同漁協所属ししゃもけた網漁船(4.9トン、4名乗組み)が魚探中のところ、港口付近のテトラポツトに接触し転覆、乗組員は港口付近の島堤に自力で泳ぎつき、怪我もなく生命には別状はない旨の通報があった。なお乗組員は全員救命胴衣を着用しており、同船は僚船により大津漁港向け曳航された。
11月14日 二管青森 事故 入港遅延 入港遅延船情報 青森県中泊町  11月14日午後2時頃、予定時刻になっても帰港しない漁船がいるとの情報があった。
 巡視船・航空機及び僚船等により捜索を行っていいたところ、午後3時19分頃救命胴衣を着用した状況の該人を発見、市内医療機関に搬送したが死亡が確認された。
巡視船1隻
航空機2機

11月12日 二管塩釜 事故 転覆 阿武隈川河口転覆船情報 宮城県岩沼市  11月12日午後1時45分頃、宮城県阿武隈川河口付近において小型船舶に2名が乗船し釣りをしていたが、風に煽られ同小型船舶は転覆したとの情報があった。
? 転覆後、二人は小型船舶にしがみつき1名が県防災へりに救助されたが、もう1名は流され捜索を行ったが発見に至らなかった。
巡視船1隻
巡視艇1隻
航空機1機

11月12日 一管函館

不法入国容疑外国人に関連した船舶の発見について 白神岬南東7.5キロメートルの海上 11月12日午前6時頃、白神岬南東7.5キロメートルの海上を西向け航行中の台湾さんま漁船(843トン、44名乗組み)からベトナム人乗組員6名が海中に飛び込み、地元漁船3隻に救助され、松前警察署に引き渡された件について、函館海上保安部で関連する船舶について津軽海峡及び周辺海域を巡視船艇及び航空機により捜索したところ、同日午前11時25分頃、青森県龍飛岬の西南西約90キロメートル付近海域において航空機が南西向け航行中の同船を発見、巡視船「つがる」を現場に向かわせるとともに同船と連絡をとったところ、乗組員6名が行方不明になっていることが確認されたことから、事情聴取のため同船に対し函館港に入港するよう要請した。午後7時頃、「つがる」は同船を発見、翌13日午前7時頃函館港に入港した。同船船長の事情聴取を行ったところ、同船は本年6月29日に台湾の高雄港を出港し、根室市納沙布岬の東南東約370キロメートル付近の太平洋海域において、さんま操業を行 い、11月8日漁場を出発、帰港のため津軽海峡を経由し高雄港向かっていた。津軽海峡を通過した12日午前9時頃乗組員6名が行方不明となったことに気づいたとのことである。この6名は高雄港において、甲板員として乗船、他の乗組員とともに操業に従事していた。 巡視船2隻
巡視艇1隻
MA868
MH564

11月12日 一管小樽

刺し網漁船員の人身事故について 神恵内漁港の南西約3キロメートルの海上 11月12日午前10時55分頃、岩内警察署から小樽海上保安部に対し、一人乗りの刺し網漁船(2トン)の船長(75歳男性)が船上にて意識不明となっているのを僚船が発見、該船は曳航され神恵内港に入港、船長は神恵内診療所に搬送されたとの通報があった。状況等調査したところ、同船船長は自船の刺し網巻上げ用ドラムに刺し網と共に巻き込まれた状況で発見されたもので、午前11時40分頃、神恵内診療所医師により死亡が確認された。
11月12日 二管塩釜 事故 転覆 阿武隈川河口転覆船情報 宮城県 岩沼市  11月12日午後1時45分頃、宮城県阿武隈川河口付近において小型船舶に2名が乗船し釣りをしていたが、風に煽られ同小型船舶は転覆したとの情報があった。
? 転覆後、二人は小型船舶にしがみつき1名が県防災へりに救助されたが、もう1名は流され捜索を行ったが発見に至らなかった。
巡視船1隻
巡視艇1隻
航空機1機

11月11日 一本部

フェリーからの行方不明者情報について 仙台港〜苫小牧港の間 11月11日午前11時45分頃、苫小牧市内のフェリー会社から苫小牧海上保安署を通じ第一管区海上保安本部に対し、10日午後8時仙台発、11日午前10時45分苫小牧着のカーフェリー(15,000トン)の乗客1名の乗船券半券が回収されておらず、また荷物が残されたままであり、行方不明となっている旨の情報があった。第一管区海上保安本部ではフェリー会社等関係先から情報収集を行うとともに、行方不明者が海中転落した可能性もあることから、巡視船「えとも」及び巡視艇「とまかぜ」、千歳航空基地所属ビーチクラフト機MA868(愛称:えとぴりか)を出動させ、同フェリーの航路筋を中心に捜索を実施するも現在まで発見に至る手がかりは得られていない。 巡視船1隻
巡視艇1隻
MA868

11月11日 三管横須賀

剱崎沖でコンテナ船と台船が衝突 神奈川県三浦市剱崎の南約3キロ 11日午前零時10分頃、コンテナ船(749トン)から台船と衝突した旨の118番通報があった。横須賀海上保安部所属巡視艇を現場に派遣し調査を実施。損傷として、コンテナ船の船首部に破口、台船(長さ約40m)側面に破口等があり両船とも若干の浸水はあるものの沈没のおそれはなく、航行可能であった。人命異常なし。負傷者なし。油の流出なし。 巡視艇1
11月11日 一管室蘭

外国船舶の機関故障について 恵山岬東約85キロメートルの海上 11月11日午後4時5分頃、釜山から択捉向けの航行中のロシア国籍貨物船(2,149トン、17名乗組み)から代理店を通じ室蘭海上保安部に対し、恵山岬東約85キロメートルの海上において機関故障し、航行不能となったことから救助を要請する旨の通報があった。室蘭海上保安部では直ちに巡視船「えとも」を現場に派遣。同船は主機冷却水パイプに亀裂が入り、エンジンが使用不能となったもの。その後、乗組員による応急復旧の結果、午後10時5分頃、自力航行可能となり、「えとも」が伴走警戒のうえ、翌12日午前9時45分頃、室蘭港に入港した。 巡視船1隻
11月10日 三管横浜

横浜港内プレジャーボート沈没事故 神奈川県横浜市中区本牧ふ頭A突堤地先横浜外防波堤付近 9日午後5時頃、横浜海上保安部に、プレジャーボートが帰ってこない旨の通報がプレジャーボート乗船者の友人からあったことから、巡視艇及び友人等のボートより捜索を実施中、10日午前6時頃、横浜外防波堤に船舶が衝突した痕跡が発見され、特殊救難隊員により付近海底の潜水捜索の結果、10日午前9時頃、同防波堤付近海底において、沈没しているプレジャーボート及び同船内から男性遺体1体を発見揚収、10日午前10時頃、同船の沈没位置付近海底から女性遺体1体を発見揚収した。 巡視艇2
11月10日 五管大阪

事件送致 四国沖100〜200キロメートル沖 11月10日、大阪海上保安監部は海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律違反で大阪市内に本店を置くし尿処理業者を大阪地検に送致した。これは平成16年6月末から平成17年5月末までの間に、地方自治体から排出委託を受けたし尿を適正な処理を行わないで海洋に不法投棄したことによるもの。

11月9日 一本部

外国船からの急患輸送について 恵山岬の東北東約18キロメートルの海上 11月9日午前8時10分頃、恵山岬の東北東約18キロメートルの海上を航行しているパナマ船籍貨物船(総トン数2286トン)から苫小牧の代理店を通じ、第一管区海上保安本部に対し、船長が胸の痛みを訴え倒れたのでヘリコプターによる救助を求める旨の要請があった。第一管区海上保安本部では、直ちに函館航空基地所属機ヘリコプターMH755(愛称:くまたか1号、機動救難士2名同乗)を現場に急行させ、同場所において該船と会合、患者の吊上げ救助を行い、市立函館病院ヘリポートにて患者を医師らに引き継いだ。 MH755
11月8日 三管横須賀

漂流ウインドサーファー救助 神奈川県横須賀市野比海岸沖約700m 8日午後4時10分頃、ウインドサーフィンショップから横須賀海上保安部に、野比海岸沖でウインドサーファー1名がボードに乗って漂流している旨の通報があった。巡視艇及び陸上班を派遣し捜索を実施したところ、午後5時頃巡視艇が漂流者を発見救助した。人命異常なし。 巡視艇1
11月8日 五管高知

海中転落 高知県四万十川河口下田港口テトラポッド付近 11月8日18時頃、釣りを終え帰港途中の2名乗りプレジャーボートが横波を受け男性1名が海中転落した。その直後ボートが転覆、もう一人の男性も海に投げ出されたが、付近の漁業者に救助された。土佐清水海上保安署から巡視艇とさつばきが出動、神戸海上保安部所属巡視船せっつと同船搭載ヘリにより捜索を実施した。最初に転落した男性は翌9日遺体で発見された。 巡視船1
巡視艇1
搭載ヘリコプター1

11月7日 一管小樽

カーフェリーと漁船の接触事故について 小樽港内 11月7日午前4時50分頃、小樽港岸壁に着岸作業中のカーフェリー(18225トン、乗員乗客150名)から第一管区海上保安本部に対し、折りからの強風により船体が圧流されたため、船体の制御が困難な状況である旨の通報があった。その後、同船は港内で態勢を整えようと移動中のところ、同船の左舷船尾部が小樽港内に錨泊中の沖合底引き網漁船(177トン、17名乗組み)の船首部に接触したが、双方ともに乗員の人命には異状なし。小樽海上保安部で事故原因等調査中。事故当時、小樽港では東よりの風速約15〜20メートルの風が吹いていた。
11月7日 二管塩釜 事故 浸水 遊覧船沈没情報 宮城県松島町  11月7日午前3時10分頃、宮城県松島町の観光船桟橋に係留中の遊覧船が沈没したとの情報があった。
 沈没により燃料油が流出、消防署等と協力し回収作業を行った。


11月6日 二管釜石 事故 浸水 漁船浸水情報 岩手県釜石市  11月5日午後10時15分頃、岩手県御箱埼灯台の北東約2キロメートル付近海上において航行中の漁船が機関室に浸水、僚船に曳航中に沈没したとの情報があった。
 乗組員は、僚船に移乗していた無事であった。


11月6日 五管神戸

海中転落 神戸市中央区港島2丁目(ポートアイランド)北公園西側の船だまり 11月6日午前1時30分頃、118番により護岸から夜釣りをしていた男性1名が海中転落し、付近釣り人によりロープ・クーラーボックスで護岸設置の梯子付近まで引き寄せるも、引揚げることができないとして救助を求める連絡が第五管区海上保安本部にあった。神戸海上保安部から巡視艇まやざくらが出動、海上保安官が海中に飛び込み、午前2時頃、海中転落者を引揚げ、救急車に引き継いだ。海中転落者の生命に別状なし。 巡視艇1
11月5日 一本部

かつお一本釣り漁船乗組員の洋上救急について 襟裳岬の東南東約680キロメートルの海上 11月5午後5時20分頃、襟裳岬東南東約680キロメートル海上を航行中のかつお一本釣り漁船(119トン、18名乗組み)の船主から御前崎海上保安署(静岡県)及び海上保安庁(東京)を通じ、第一管区海上保安本部に対し、襟裳岬東南東約680キロメートル海上を航行中のかつお一本釣り漁船(119トン、18名乗組み)の機関員(49歳男性)が右足に痛みを訴え、横浜掖済会病院医師の助言を受けたところ、下肢静脈血栓の疑いがあり、緊急の外科受診の必要があるとのことから救助を要請する旨通報があった。
第一管区海上保安本部では、巡視船「つがる」を直ちに現場向け派遣するとともに、治療の必要があることから、函館医師会病院に対し医師及び看護師の派遣を要請、函館航空基地所属機動救難士2名とともに同基地所属ヘリコプターMH755(愛称:くまたか1号)にて「つがる」へ輸送した。「つがる」は翌6日午前6時頃、襟裳岬の東南東約100キロメートルの海上において同漁船と会合し、「つがる」搭載ヘリコプターMH564(愛称:ユーカラ 機動救難士2名同乗)により患者を吊り上げ救助。その後、医師及び看護師同乗のうえ釧路空港に向かい、午前9時頃釧路空港にて患者を待機中の救急車に引き継いだ。
巡視船1隻
MH755
MH564

11月5日 二管福島 事故 海中転落 海中転落者発生情報 福島県いわき市  11月5日午後3時40分頃、福島県新舞子海岸において消波ブロック投入作業中の作業員が海中転落したとの情報があった。
 巡視船・航空機により捜索を行ったが発見に至らなかった。 
巡視船1隻
航空機1機

11月5日 三管下田

漂流死体 静岡県下田市吉佐美多々戸浜沖約500m 5日午後3時20分頃、下田沖を航行中の漁船から下田海上保安部に、漂流死体1体を発見した旨の連絡があった。死体は男性で、発見した漁船により陸上へ搬送され、下田海上保安職員が医師立会いのもと身元調査等を行った。

11月4日 一管函館

火災船発生情報について 恵山岬の北北東約20キロメートル付近海上 11月4日午前6時40分頃、南かやべ漁業協同組合から函館海上保安部に対し、恵山岬の北北東約20キロメートル付近海上で、イカ釣り漁船(9.7トン、2名乗組み)が火災炎上しており、同船乗組員は僚船に無事救助された旨の通報があった。その後午前8時10分頃にほぼ鎮火、僚船により臼尻漁港へ曳航された。同船は船橋部分を全焼しており、着岸後も完全に鎮火していなかったことから、函館市消防署の消防車による消火活動を実施、午前10時25分頃 完全に鎮火した。火災原因について調査中。 巡視船1
巡視艇1

11月4日 一管留萌

天売島の西側沖での漁船衝突事故 羽幌灯台の西方約60キロメートルの海上 11月4日午後2時20頃、苫前漁業協同組合から第一管区海上保安本部に対し、羽幌灯台の西方約60キロメートルの海上において、北るもい漁業協同組合所属のえびかご漁船(15トン、5名乗組み)と長崎県勝本町漁業協同組合所属のイカ釣り漁船(19トン、3名乗組み)が衝突し、えびかご漁船が転覆、乗組員は僚船に移乗し、怪我等はない旨の118番通報があった。留萌海上保安部では直ちに所属巡視艇「はまなす」を現場向け派遣。転覆船の状況を確認したところ、同船は赤色船底を見せ、半没状態であったが、午後8時15分頃沈没した。事故原因等については調査中。 巡視船1
巡視艇1
MA868

11月4日 二管塩釜   -   - 浮流油情報 宮城県塩竃市  11月4日午前8時54分頃、宮城県仙台塩釜港塩釜区で浮流油を発見したとの情報があった。 巡視艇2隻
航空機1期

11月4日 五管神戸

油流出 市内造船所 11月4日午後3時20分頃、造船所から船体整備の際、船から作業台船上の専用タンクに移送していたビルジ(船内整備時に船底に溜まった油と船内に流入した海水とが混ざり不要となった油性混合物)が海上に流れ出したとして連絡があった。同日午後5時50分頃、流出したビルジは拡散作業等によりほぼ消滅を確認。 巡視艇3
11月3日 一本部

ホッケ刺し網漁船の被拿捕について 羅臼沖合海域(国後島沿岸) 11月3日午後1時30分頃、羅臼海上保安署所属巡視艇「かわぎり」が、日露の協定に基づき国後島周辺において操業を行っている日本漁船の同島周辺海域からの出域状況を確認中、出域船が1隻足りないことに気づき、船団の代表船に問い合わせたところ、船団のうちの1隻(19トン、5名乗組み)がロシア当局の臨検を受けている可能性があるという情報を入手した。このため関係先から情報収集するとともに第一管区海上保安本部がロシア連邦保安庁サハリン沿岸国境警備局に確認したところ、同局から午前8時40分頃、国後島から3.5海里において、船内に操業の許可されていないえび、きんき、つぶがあったことから同船を拿捕した。同船をユジノクリリスク(国後島古釜布)に連行中であり、船体も乗組員も無事である旨の返答があった。
11月2日 一管根室

ロシア船籍水産物運搬船からの大麻の発見について 花咲港 根室海上保安部では、11月1日、国後島古釜布(ユジノクリリスク)から花咲港に入港したロシア船籍水産物運搬船(37トン、ロシア人9名乗組み)に対し、根室税関支署及び根室警察署と合同で立入検査を実施したところ、同船内の倉庫から微量の大麻が発見されたことから、大麻取締法違反(大麻の不法所持)被疑事件として捜査に着手した。乗組員はいずれも関与を否定しており、今後所要の捜査を行うこととしている。
※罪名罰条
 大麻取締法違反
 同法第3条第1項
 同法第24条の2第1項(5年以下の懲役)

11月2日 一管稚内

人身事故の発生について ノシャップ岬の北北西約21キロメートル付近海上 11月2日午後8時40分頃、同日午後7時15分頃、ノシャップ岬の北北西約21キロメートル付近海上において操業中の底引網漁船(160トン、16名乗組み)の船主から稚内海上保安部に対し、同船の甲板員(31歳男性)が同船右舷側の甲板上で揚網の際に破損した網の整理作業等をしていたところ、何らかのはずみで揚網中のロープに網ごと左足を取られ、ロープを捌く装置に挟まっているところを他の乗組員たちが認め、巻上げ作業を中止し同人を救助した旨通報があった。その後、同船は稚内港に向かい、午後8時50分頃入港。事故者は直ちに待機中の救急車に引き渡され、市立稚内病院に搬送されたが、下半身に怪我を負い骨盤骨折等の疑いがあるが現在治療中。
11月2日 五管姫路

乗揚げ 播磨灘 家島諸島北側2.3キロメートル付近 11月2日午前0時40分頃、自動操舵により播磨灘を東向け航行中の砂利運搬船が船首部を暗礁に乗揚げた。同日午前3時頃、該船からの電話通報により、巡視艇ひめざくらが出動した。該船は積荷を移動(船倉の前から後ろへ)させたことにより午前7時頃、自力離礁した。人命に異常なく油の流出もなし。 巡視艇1
11月2日 五管姫路

事件送致 製鉄所内 11月2日、姫路海上保安署は水質汚濁防止法違反で製鉄会社と同社勤務の責任者を.神戸地方検察庁姫路支部に事件送致した。これは平成17年2月19日午後8時25分頃から同午後8時40分頃までの間、製鉄所内冷延排水処理場濃酸タンクから廃液を溢れさせ、構内側溝、雨水溝を経て、同日午後10時28分頃と同午後10時36分頃に法廷基準置を超える六価クロム含有の排水を排水口から姫路港に排出させたことによるもの。

11月1日 二管塩釜 事故 推進器障害 推進器障害情報 太平洋  11月1日午前4時7分頃、宮城県金華山灯台の東約150キロメートル付近海上において、プロペラに網を絡ませたとの情報があった。
 直ちに巡視船まつしまが急行し曳航し気仙沼港に入港した。
巡視船1隻