地方マグロ漁船不明 「無事で」 祈る関係者 茨城2011.4.19 01:48

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マグロ漁船不明 「無事で」 祈る関係者 茨城

2011.4.19 01:48

 ■3世代漁師

 神栖市波崎新港の波崎漁港を17日未明に出港後、連絡が取れなくなったマグロはえ縄漁船、第1岩井丸(4・9トン)=はさき漁協所属。連絡を受けた銚子海上保安部(千葉県銚子市)などが捜索に当たり、銚子市の南東27キロの海上で同船の船名が入った漁具が発見されたが、他に手がかりはなく、同漁協関係者は同船の3人の安否を気遣っている。

 同船に乗っていたのは岩井洋一船長(44)と父、勘一さん(75)、長男、良太さん(21)の3人。同漁協によると、良太さんは高校卒業後、ベテランの父、祖父とともに漁に参加。3世代で漁業を続けているという。同漁協関係者は「どうなったのか何とも分からない。無事の帰還を祈るしか…」。

 同船は17日午前2時ごろ、波崎漁港を出港。千葉県いすみ市の太東崎沖55キロ付近でマグロ漁をする予定で、約2時間後に「今から漁を始める」と携帯電話で僚船に連絡があった。その後は午前10時ごろ、僚船からの無線連絡にも応答がなく、午後7時の帰港予定になっても戻らなかった。

 18日午前2時50分ごろ、同漁協関係者が銚子海保に駆けつけて連絡。同海保などは同日早朝から、鹿嶋市から太東崎にかけて海岸から沖合100キロの広い範囲にわたって巡視船や航空機で捜索。同漁協のほか千葉県内の漁協の漁船、千葉県漁業調査船も出港、捜索に加わった。捜索は同日夕、いったん終了した。

 同海保によると、第1岩井丸出港当時、海上の波や天候は穏やかで波浪、海上強風などの警報、注意報は発令されていなかった。

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