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我らが久米田康治先生が、再び台湾のラジオ番組に出演された模様。 久米田先生!日本でも!ラジオに出てくださいよ!! ご自身の!作品の!看板背負ったラジオ番組があるじゃないですかああああ! ほとばしる熱いパトスで、ニコ動にアップされてた音声をテキスト化しましたよ。 中国語はさっぱりなので、久米田先生のお声のみを書き起こしてます。 インタビュー形式ですが、質問は久米田先生の回答内容から察してください。 ニコ動アカウントをお持ちの方は素直にそちらを聴いてください。 みんな久米田先生の無駄にいい声に腰を砕かれるといい! ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 9月18日 台湾FMラジオ「星夜麒航」内「漫畫奇緣」 ○●そうですね、前にいた出版社で打ち切りになって(笑)。絶望的な気分でいて、もう前向きな話は描けないなというところで、ちょっと後ろ向きな話を書こうかなと。そういう風に後ろ向きな話になりました。 ○●「絶望した」と言って、皆さんが癒されるというよりは多分、日本には「人の不幸は密の味」という言葉がありまして、人の不幸は笑えるというあれがあるので、そういう意味でちょっと救われる部分はあると思います。 ○●ネタは・・・そうですね、あんまりその、作ると変になってしまうので、日々やっぱりイヤなことっていうのは生きてる中で毎日あるわけじゃないですか。だからその毎日あるイヤなことを普通に拾って書いてるだけであって、ネタを考えたりとかいう・・・おこがましい感じではないですね。 ○●まあ似てるところもあると思うんですけど、僕はもうちょっと本気で絶望してることが多いですね(笑)。漫画だと一応ギャグにしないといけないんですけど、割りとこうリアルに、日々絶望しています。 ○●基本的に書いてるときは無音ですね。無音。んー。癖とかいうのはないですけど、ああでも一ヶ所で書けないっていうのはありますね。移動しながら何ヶ所かでこう。要はちょっとした逃避なんですけど、書けない理由を探して移動するっていうか。 ○●結構やっぱりあの、ギリギリまでやらないっていうのは他の漫画家さんもそうなんですけど、3日くらい、ああダメだダメだ考えて、週の3日くらいはもう、あーダメだ俺ダメだ考えながら生きてますね(笑)。それから本当もう書かなきゃいけないから、しょうがなく? つまんないだろうけど、しょうがないから書かなきゃって妥協して始めて、ギリギリに出して、もっと早く書けって言われるのが毎週です。 ○●どうせつまんないんだから早く書けっていう(笑)。 ○●そうですね。今まだ担当さんがこないだ替わったばかりで、ちょうど今距離感を測りかねている感じ。お互いにこう、どこまで言っていいのかなって探り合っている状態ですね。 ○●あると思うんですけど、やっぱり僕が遅いっていうのは一番、あると思うんですけど。あと・・・つまら ない? 絵が ヘタ? 人気が ない? 全部ですね。多分。そうですね早く人気作に移りたいんだと思います。多分。 ○●えっと暇な時はそうですね、本当に暇にしてるというか、何もしてないことが多くて。友達は本当にいなくて(笑)。家族も、この歳になるまで独り者なんで、今回台湾に来て、日本では今お盆なんですけど、父親から電話で「今年はお盆帰らないの?」って一本だけ。今年は帰らないよって。そういう意味では一切コミュニケーションとれてない感じです。 ○●しないと思いますよ(笑)。 ○●僕には珍しくこの年はいいことがあったんですね。漫画賞いただいたり、アニメになったり。それから日本ではいい事があるとやっぱり悪いことがあるっていう。僕自身、いい事があると2〜3倍悪いことが今まであったんですよ。これはもう本当に死ぬんじゃないのかって思って。一回死んどかないとヤバイということであの生前葬を行ないました。コント、お笑いのつもりでやったんですけど、かかる費用は本物のお葬式と同じ額で。レンタルとか無いんですよ。棺桶とか、買取買取。白装束とか買取で。しかも燃やさないから粗大ゴミになってしまうという最悪の結果で、環境にも悪いという。ちょっと失敗したなと思います。 ○●本当のお葬式では貰うんですけど、それはもう、くれなかったですね誰一人。 ○●すべる一方で。 ○●そうですね。結構その日本独特の言葉遣いとかを遣ってるんで、訳すのとかすごい大変なんで、一体どういう風に捉えられてるのかっていうのはちょっと僕もわからない。わかりかねているので、逆になんか、ど・どうなんだろうっていう。 ○●そうですね、まあアンケート自体、僕がまあ見たりとかすることはないんですけど、間接的に聞いて、こうした方がいいんじゃないみたいな、言われる事はありますけどね。それで変えようと思ってもなかなか変えられない。性格的に。なんかこう、例えばちょっと前向きな話書こうよって言われても、なかなか書けないんで。長くやってるんで、意外と。現役というか、長いんで、なかなかこうスタイルを変えるって難しいので、新しいの書いた方がいいですかね? (インタビュアー訳:絶望先生じゃなくて希望先生とか書いた方が) ○●ああそうですか。じゃあちょっと検討しよう。書けるかどうかわからないですけどね。 ○●台湾で書きますね。日本じゃ書けないですね。 ○●そうですね、サイン会は結構、人来て頂いて、未だに信じられない。色んなとこで言ってんですけど、多分雇われたアルバイトなのかなっていう風に。ちょっとまだ、疑問、疑惑を抱いてます。はい。 ○●日本でもそういう、本屋さんがサイン会を開いて、集まらないことがたまにあるんですよ。そういう時は書店員を全員投入したりとか、作家さんに気を遣うということがたまにあるので。 ○●多分だとしたらあの、翻訳してる方がすごい面白いギャグを作っていただいて。多分、日本語がわかって、日本で見ると多分つまらないと思うんです。だから台湾の翻訳家の方には本当に感謝しています。 ○●そうですね、まあ、あの、漫画家になりたい人っていうのは大体その、漫画家はどういうもんだとわかってると思うので、今さら僕がどう言うあれでもないと思うんですけど、そうですね、まあ、やるなとも言えないんで、多分その、書く作品によって運命が変わると思うので、ネギま!みたいのを書いたらいいんじゃないかと思います。 ○●やっぱり僕は最悪な状況を考えて生きているので、大抵の現実のことはそれより最悪なことはないので、なんとか生きていけるというところ。変に希望なんか持たない方がいいと思うんですけどね。 ○●謝謝。 ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 悶えた。 萌えすぎて吐きそうになった。これは妊娠したかもわからんね。 台湾のラジオに出演されるのはこれが2回目で、1回目の方もニコ動にアップされてはいるんですけど、そちらの方は久米田先生の音声だけなぜか小さくて聞き取りにくいので、どなたかハイスペックなPCをお持ちの方がテキスト化して下さったらいいなあと思います。 あ、でも久米田先生が「ハッピーバースデー」を歌うところだけは、カセットテープならビロンビロンになるくらい聴き返しました。 いいなあ台湾! こんな絶望僻地サイトでも、台湾の絶望ファンの方から、応援メッセージを頂戴したんですよ。台湾の方ってあったかいんですね。久米田先生が懐いてしまうのも納得できる気がする・・・。 日本でもサイン会開いてください。全力でチヤホヤします!! 拍手レス >ゐ**さん ううう、ありがとうございます;; ゐ**さんは本当に優しいいい子だね。 こうしてる間にも1年という日は音を立てて迫り来ているので、どうにかしたいと頑張りますー! |
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