(cache) 福岡の小川知事、防災見直しへ 専任組織を設置 - 47NEWS(よんななニュース)
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  • 福岡の小川知事、防災見直しへ 専任組織を設置


     初登庁し、執務室のいすに座る福岡県の小川洋知事=25日午前、福岡県庁

     10日の福岡県知事選で初当選した小川洋知事(61)が25日、県庁に初登庁した。記者会見で、東京電力福島第1原発事故を踏まえ「県内の糸島市は佐賀県の九州電力玄海原発の半径30キロ圏内にある。事故を想定し、県の防災計画を見直す」と述べ、新規計画を策定するため専任組織を設置する考えを示した。

     小川知事は防災計画の見直しについて「県民の避難計画や佐賀県からの避難者受け入れも含め、県民の安全に関わることなので早く着手しなければならない」と強調。新組織は津波や原発の情報収集から始めるとした。

     一方、麻生渡前知事が会長を務めた全国知事会の後任会長を決める26日の選挙で、立候補した埼玉県の上田清司、京都府の山田啓二両知事について「両知事とも面識がある。いずれも立派な方で地方分権に向け活躍した。2人の所信を聞いた上で(誰を支持するか)決断したい」と述べた。

     小川知事は、同じ旧通産省出身の麻生前知事に後継指名されて知事選に出馬。多党相乗り候補となり、共産系の相手候補に大差を付けて当選した。

      【共同通信】